30 ページ29
.
次の日から、私が景吾の側を離れることはなかった
『ねぇ、景吾。明日は何する?』
「俺はAと一緒ならなんでもいい」
隣を歩く彼の腕を組みながら言う私に、景吾は優しく微笑んでキスを落とした
『私も、景吾が一緒ならなんでもいい』
2人で微笑み合っているとチャイムが鳴った
『ん?あれ、私たち遅刻?』
「みたいだな」
別に焦ることなんてない
私は手を引かれ、“いつも通り”生徒会長室に入った
ドアが閉まるとすぐにソファーに押し倒され、強引に唇を奪われた
『ん…んぅ、うぁ……』
「ハッ、かわいい顔しやがって…」
景吾も余裕がないようで顔を赤くさせながら再び私にキスをした
景吾の手が私の太ももを艶かしく撫で始めた
『け、景吾…ん…あぁ…』
景吾の手がすーっと上ってきて私の下着を下げる
やがて、下から押されるような挿入感が訪れた
私は声を出さないように自分の指を噛んだ
『んっ…んぅ…』
甘い声が漏れはじめ、静かな部屋に響く
その声で余計に恥ずかしくなって景吾の腕をぎゅっと掴んだ
「…ホントに、最初は、泣きわめいてたのになっ……ッ…」
そして景吾と同時に達した
快楽の波が押し寄せてきてしばらくは動けそうになかった
すっかり変わってしまった私の日常
前の生活に戻りたいとも思わない
だって、今の生活のほうが幸せじゃない
.
171人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふゆ(プロフ) - 大石…!!大石のかっこよさを再認識した。跡部様とヤンデレは合いすぎじゃね?もどかしい!!!好き!!!←最高すぎて語彙力がきえた (5月7日 19時) (レス) @page44 id: 2bf5e7b9f5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - ありがとうございます!夏休み明けにテストがあるのですぐには投稿出来ませんが、待って下さると…!楽しんで頂けたなら何よりです!! (2019年8月19日 18時) (レス) id: 513e5bb4f0 (このIDを非表示/違反報告)
四葉月 - 面白かったです!完結おめでとー!!笑 幸村の小説も楽しみにしてます! (2019年8月19日 15時) (レス) id: 762cc88bb5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - テスト期間に入るのでしばらく更新できません!すみません! (2019年6月12日 20時) (レス) id: 513e5bb4f0 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 一琳さん、コメントありがとうございます!そう言っていただけると幸いです。更新頑張ります! (2019年5月20日 21時) (レス) id: 513e5bb4f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:時雨 | 作成日時:2019年5月3日 17時