検索窓
今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:6,925 hit

第ニ十九話【強襲】 ページ9

「さぁ、話を戻しましょう。お忍びだからこそ護衛が手薄い。つまり殺 したい側が仕掛けるのは今しかない」


「待ってください。それじゃあ......まさか!」


そこにホテルから一人の初老の男が出てきた。その側には三人の男達がその男を守るようにとり囲んでいた。四人の人物達は真っ直ぐホテルの前に泊まっている黒い車に近づいていった。


「あの人が......」


「えぇ、アクィラの首領よ」





ブォォォォン......!





そこに車が急発進する音が聞こえた。街角から現れた黒い大型のワゴン車が、真っ直ぐホテルに向かって走った。その黒いワゴン車は私が喫茶店で見た車と同じ車体だった。


車は勢いを殺 さないまま乱暴にホテルの前へ車を停めると、車の扉が乱暴に開かれた。そして、中から五人の短機関銃を装備した武装兵が車から降り、彼等はある一点に向かって銃口を向けた。その矛先は......


「あいつら......!Aさん......!っていない......!?」


敦が秋田に目を向けた時、秋田の姿は既にそこには無かった。

第三十話【狂乱の中心】→←第ニ十八話【機会と暗躍】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トキハル | 作成日時:2019年11月17日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。