JSBGirlはGENEに夢中 3rd

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岩「…直人さん？」


人「岩ちゃんさぁ、自分が俺らに何させようとしてるからわかってる？盗み聞きだよ？


下手したらA俺らのこと信用してくれなくなるかもしれないじゃん


それってAを支えることになんのかな」


俯いてて表情は伺えないが、直人さんの声は真剣だった


岩「…俺だってそんなのわかってます


でも俺じゃきっと抱えきれない気がするんですよ、だから「俺だって抱えきれなかったんだよ!!」


立ち上がって声を上げた直人さんの頬には、たしかに涙が伝っていた


人「俺だって…今まで何度も抱えようとしたんだよ、何度だって壊れそうなAを包み込もうとしたんだよ


TRIBEに加入決定の時から、いままでずっと


でもAは俺の想像よりもずっと強かった


リーダーなのに、情けねえと思った


Aは1回も泣かないのに俺ばっかり泣いて、男としても情けなかった


たしかにAのことは知りたい、でもそれ以上にこれがきっかけで


Aに遠ざかって欲しくない」


言葉が見つからなかった


きっと直人さんが抱えている感情は誰にもわからない


俺が浅はかだったとしか言えない


思わず俺もうつむいて口をつぐむ


己「直人さん


大丈夫ですよ、Aは直人さんが悩んでることも全部わかってます


Aもどうしたらいいかわかんなかったんですよ


とりあえず、話聞いてみましょう


Aのこと大好きで、盲目になってるバカがこんなにいるんですし」


直己さんの言葉を聞いた直人さんは、俺達の顔を見て


ふっと笑った


人「…俺もそのバカの1人なんだな





わかったよ岩ちゃん、俺も行く」


GN「…はい！」


そして俺はAがまつ中目黒に向かった

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