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チャンスは思いもよらないタイミングで訪れた
たまたま撮影が早く終わり、俺は1人でトレーニングルームに向かった
今の時間のジムには誰もいない
と思っていたのだが
『...慎くん？』
そこにはトレーニングウェアを着たAさんが、鏡の前でブログ用の写真を撮っていた
慎「あっ、Aさん、お、お疲れ様です」
『お疲れ様』
Aさんはにっこりの微笑むと、またスマホに顔を向けた
しかしすぐ目を離し、俺の方を向いた
『慎くん一緒に撮る？』
慎「は、はい！」
思わず声が上ずってしまい、自分でもめちゃくちゃ恥ずかしい
Aさんの少し斜め後ろに立つと、Aさんは俺のTシャツの袖口を引っ張って自分の方に引き寄せた
その行動の一つ一つに鼓動が早くなり、心臓が爆発しそうになる
Aさんとかなり近い距離で写真を撮ると、Aさんは俺の方を向いて俺の前髪を触った
『いいなーグレー
私もその色にしてみよっかなあ』
俺の前髪を触りながら唸るAさん
近い、そして俺よりも身長が低い分上目遣いになっててめちゃくちゃ可愛い
慎「同じ色にします？親父がやってくれますよ」
『しよっかな(笑)
慎くんとお揃い』
お揃い、という言葉に思わず体が熱くなる
何でこんなに俺女みたいにときめいてんだろ
するとそんな俺を見透かしたようにAさんがさらに顔を近づけてくる
『慎くん照れてる(笑)』
慎「っ、Aさんが悪いです」
『可愛いなぁ(笑)』
慎「...Aさん、」
俺が名前を呼ぶと、Aさんは綺麗な目で俺を見つめてくる
慎「して欲しいです、その、
...キス」
『えっ？』
俺の言動にAさんは一瞬目を見開いたが、すぐに笑顔になった
『最近皆積極的なんだよね(笑)』
慎「俺もAさんの近くにいたいっす」
『もう私24だよ？』
慎「年関係ないですよ」
『あざといなー(笑)』
Aさんはふっ、と笑うと、そっと俺の頬にキスを落とした
てっきり唇かと思って、予想してた感触が来なかったことに少し落胆していると
『これ以上が自分から出来るくらいかっこいい慎くんになれたらまた会いに来てね？』
そう言ってAさんは俺の元から離れて、颯爽とジムを出ていった
あまりの出来事にただ立ち尽くす俺
慎「...っ、」
まだ残るAさんの感覚に、こみ上げてくる嬉しさとニヤケを抑えるべく、俺はそれからひたすらトレーニングに没頭した
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なつき(プロフ) - 4thってもう出てます？出てないですよね早く見たすぎて死んでる (2018年3月11日 10時) (
レス) id: fd5afe2092 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - また更新始めてくれてとっても嬉しいです！待ってました！ぜひ、4thまで続けて欲しいです！ (2017年9月12日 7時) (レス) id: 93a1d2ca40 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 更新楽しみにしてます(´∇｀) (2017年8月29日 13時) (レス) id: 3b4082d545 (このIDを非表示/違反報告)
だだ - 読ませていただきました。 更新楽しみにしてます！！ (2017年2月4日 17時) (レス) id: 11104a27c8 (このIDを非表示/違反報告)
そら - 初めまして！最初から読んでます！ 更新をワクワクしながら待っていて、毎日の楽しみです(^ ^) 頑張ってください(^-^) (2017年1月23日 11時) (レス) id: 06c1d0ff7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るたむ x他1人 | 作成日時：2017年1月22日 13時
