JSBGirlはGENEに夢中 3rd

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『また前みたいに仲良くしたいな』


樹「...ほんとに？」


『うん、私全然気にしないもん(笑)


玲於とか隼なんかそうじゃん』


樹「俺も...話したいって思ってた、A、と」


何年かぶりに呼び捨てで呼ぶと、Aは嬉しそうに笑った


『久しぶりに聞いたー、名前(笑)』


それから3時間ほど話し、そろそろお開きの時間になった


『楽しかった！急に誘ったのにごめんね？』


樹「いやいや、次もまた誘って」


お会計をしようと財布をだそうとすると、Aの手が伸びてきた


『いいよ、もう払ってるから』


樹「え、悪いって」


『ここは先輩に任せなさい(笑)』


樹「そういう時だけ先輩って(笑)


じゃあ今度なんか奢る」


『樹くんから誘ってね？』


樹「毎日誘う」


『えー、困る(笑)』


店から出て、タクシーを拾おうと先を歩くA


樹「A」


名前を呼ぶと振り返る憧れの...


ずっと好きだった人


前にAとキスしたら1人前だとかいう話をメンバーとしたけど、ごめんみんな、1人前にならせてもらいます


俺よりも背が低いAを抱き寄せて胸に埋める


『...樹くん？』


樹「ありがと、楽しかった」


『うん、私も』


樹「今日のお礼」


顔を上げて見てくるAの顎を持って、そのまま軽くキスをした


『えっ...、』


一瞬驚いたAだが、また笑顔に戻って


『私からもお礼』


Aは背伸びをしてさっきよりも少し長くキスをしてきた


メンバーの中で一番乗りにAにキスした記念になったのだった

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