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キュヒョンは分かってるんだね、
私がもうこの話を受けるってこと。
あの宣言通りで言えば、
たしかにキュヒョンは私の仕事になんの支障も無い範囲で、私の事を知ろうとしてくれていた。
もしかしたら私の思考回路なんて、ある程度読めているのかも。本当だとしたらちょっと怖いけど。
「わっ！」
突然スマホが振動して、落としそうになった。
着信は、ジョンウンさんから。
通話ボタンを押す前に、3回深呼吸をして。
年甲斐もなく、自分が信じられない気持ちになる。
「……もしもし」
「あぁ、A…今、話せる？」
「はい。大丈夫です」
「…あー、その。聞いたよ、イトゥクから。
まずは、おめでとう。」
「ありがとうございます…」
ジョンウンさんらしい。慈しみのこもった優しい言葉を聞いてると、自然とまぶたが閉じてしまう。
「引き受けるんだね？」
「はい」
「はは、即答(笑)そっか。
会社に無理やりやらされてないかなーって心配したけど、
そうじゃないみたいだね」
「自分の意志で決めると、思います」
「(笑)…よかった
ってことは、俺らのことは年内までなんだよね？」
年明けから3月まで東方神起のサポートをして、
その後ソウルに戻ってきても
またSJの担当とは限らない。
年内まで…
その言葉の響きが、改めて私を少し寂しくさせる。
「そうなんです」
「うーん、そっか。…正直、個人的には複雑」
窓の外。
グレーな空の色に溶け込みそうな、
しっとりとしたジョンウンさんのハスキーな声。
キュヒョンとは違って、ジョンウンさんの言い回しは独特。回りくどい。
ひねくれてるって思うときもある。
でも、1から10まで言わないのはお互い様で
出会ったときから距離感は大きく変わらずに、
何を考えてるのか、どこまでが立ち入っていいラインなのかとか
私達は少しずつ探るのを楽しんでた節がある。
二人の性格は似てるって、この前オモニにも言われたんだっけ。
しばらくそんな掛け合いも無くなるんだと思うと
だんだん可愛らしく思えてきて、
ジョンウンさんにはバレないように
音を立てないようにちょっとだけ笑った。
「私も毎日通ってたところを離れるのは、寂しいです。」
「まぁ、うん…
日本は慣れてるだろうけど、3ヶ月は長いし、環境が変わるから。
困ったらいつでも頼ってよ」
「ありがとうございます。
まずは良い人を見つけて、担当引き継ぎますね」
「……ん。」
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みぃ(プロフ) - ドキドキしながらお話読ませていただいてます^^めっちゃ情景が浮かびます★続きも楽しみにしていますー^^ (2020年7月13日 7時) (
レス) id: 8a20d7ee05 (このIDを非表示/違反報告)
フェデリカ(プロフ) - アキナさん» ありがとうございます！！嬉しいです。2ヶ月も空いてしまっているのに、温かいコメント本当にありがとうございます！！昨日ちょうど4章の一話目を書き始めたので、今週からアップできればと思っています(^^)また遊びに来てください、お待ちしていますー！☆ (2020年6月22日 16時) (レス) id: bd4e4c346d (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - こんばんは ひっそりとファンで読ませて頂いております。お忙しいことと思いますが、更新楽しみにしております☆ (2020年6月21日 22時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
フェデリカ(プロフ) - お変わりないようで安心しました！コロナで楽しみが少なく暇しております(笑)フィクションではHappyにイェソンさんも読者さんもめためたに幸せにしたい…！兄さんのひたむきなSNS更新が私も励みになっています。manmaruuさんも安全第一でお過ごしくださいねー！ (2020年4月3日 14時) (レス) id: 31c6de7297 (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - こんばんは！一話読む毎に本当に心が満たされて、フェデリカさんのおかげで免疫が上がっていると自信を持って言えます！！本編も深いお話もどちらも幸せな気持ちが湧き上がり大大大好きです(#^.^#)お忙しい中更新してくだり心より感謝しておりますー！！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 80fab98ded (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェデリカ | 作成日時：2019年7月15日 17時
