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好きって口に出すことが、こんなに気持ちを軽くさせるなんて知らなかった。
思い返せば、デビューしたときから誰からも恋愛するなとは言われなかった。
僕が自分で決めていたこと。
誰も傷付けないのなんてのは無理だし、
するならバレないように、口外しない同業の子が楽だった。
そのうちそれも面倒になってきて、
僕の中の男は死んだと思ってた。
何か平和だけど、日々を変えてくれる劇的なことはもう結婚しかないと思うのに
そういう世の中的な幸せはどうも実現できそうにもないと諦めていた。
YS「次に心が動いたら、本当に好きな子って思ってて。
…だから、今日から彼氏彼女だけど
結婚前提で付き合ってほしい」
広すぎるベッドに向かいあって腰掛けて
握ったAの両手を、親指で撫でながら反応を待つ。
YS「重い？」
「いいえ、嬉しいです。…すごく」
嬉しくないわけないです、って続けて
顔を隠すように僕の肩に顔を伏せる。
愛おしい。
それと同じぐらい、この状況がじれったい。
YS「はぁ……辛い」
「んー、私もです」
Aの息が首にかかる、それだけで理性が吹っ飛びそうになるのに。
YS「さすがに、どうしようもない」
したいけどできない。
今日持ってたら持ってたで、なんで？ってなるし。いや、付き合って即ってどうなんだよ。
こんなことになるなんて思ってなかったし。
必然で当然なんだけど。
ていうか、次会えるのはいつだ？
ツアーファイナルが2ヶ月後で、
その都度僕が飛行機で各地に…
ってさすがに無理か。
「イェ…ジョンウンさん、体熱いですよ」
YS「あぁ…そりゃ」
「そうじゃなくて。熱があります」
YS「いや、ないよ……」
「ありますって」
前髪を避けて差し込まれたAの手のひらがひんやり冷たくて気持ちいい。
そうか、冷たいって感じるから熱があるのか。
ダサすぎだろ…
「スケジュールの間、縫って来てくれたんですよね」
丸1日休みが最後にあったのはいつだろう。
先月か先々月か、思い出せない。
YS「大したことじゃない。それより、帰りな…風邪移すから」
「私の家に来ますか？ベッドは狭いけど、看病はできます」
YS「…魅力的な提案するなよ。行きたいよ、だけど……ごめん、本当は一人で帰らせたくないんだけど」
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みぃ(プロフ) - ドキドキしながらお話読ませていただいてます^^めっちゃ情景が浮かびます★続きも楽しみにしていますー^^ (2020年7月13日 7時) (
レス) id: 8a20d7ee05 (このIDを非表示/違反報告)
フェデリカ(プロフ) - アキナさん» ありがとうございます！！嬉しいです。2ヶ月も空いてしまっているのに、温かいコメント本当にありがとうございます！！昨日ちょうど4章の一話目を書き始めたので、今週からアップできればと思っています(^^)また遊びに来てください、お待ちしていますー！☆ (2020年6月22日 16時) (レス) id: bd4e4c346d (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - こんばんは ひっそりとファンで読ませて頂いております。お忙しいことと思いますが、更新楽しみにしております☆ (2020年6月21日 22時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
フェデリカ(プロフ) - お変わりないようで安心しました！コロナで楽しみが少なく暇しております(笑)フィクションではHappyにイェソンさんも読者さんもめためたに幸せにしたい…！兄さんのひたむきなSNS更新が私も励みになっています。manmaruuさんも安全第一でお過ごしくださいねー！ (2020年4月3日 14時) (レス) id: 31c6de7297 (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - こんばんは！一話読む毎に本当に心が満たされて、フェデリカさんのおかげで免疫が上がっていると自信を持って言えます！！本編も深いお話もどちらも幸せな気持ちが湧き上がり大大大好きです(#^.^#)お忙しい中更新してくだり心より感謝しておりますー！！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 80fab98ded (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェデリカ | 作成日時：2019年7月15日 17時
