4 ページ42
「ね？ 男二人でさ。気持ち悪いでしょ。」
「・・・・・・。」
「オレも何度も追い払ったんだけどさ、朝になってみるとさ・・・。」
「・・・・・・。」
「ニノが出てってすぐだよ。だからオレが思うに・・・・
「判りましたよ。」
「ね？ 智くんに連絡しなよ。」
「ふん。大野さんは櫻井さんがいいんでしょ。」
「え？ 何？ 何？ すねた？ もしかのヤキモチ？」
も〜〜〜！ うるさ〜〜いい！
って、ぷいっとするニノ。
そのニノの顔覗き込んで、
「オレは安パイだから！ ニノ！ 心配しないで！」
あっさりそんな事言う櫻井。その顔をそっと伺う・・・。
そーいや、櫻井さんって、オレの、この、智への想いを何となく最初っから言い当ててたな・・・。ウェストサイド千秋楽、一緒に見た時。
“キミ、おおのくんのこと、好きなんだね。”
って、ずばり、と言われた。
“だから、大勢にちやほやされると、・・・なんていうか・・・寂しいんだ。”
って。それで、初めて他の人に言った。
“そう。そうなんです。好きですよ・・・・。ホントウに・・・・”
って・・・。
櫻井の顔を見つめる。
「俺、アナタの事も大好きですよ。」
「え？ え？ 何？ アイのコクハク？ オレに？ いや〜〜〜まいったな〜〜〜。オレは一応女子が好みかな〜〜。ま、ニノが女子なら考えるよ。うん。」
ニノ、にやっと笑って、
「大丈夫です！ 俺、実はこー見えてもれっきとした女子なんですから！」
「え？え？何？マジな話し？」
「はい。」
わーーっと、櫻井に迫る振りニノ。ひゃぁ〜〜っと、笑いながら逃げる振り翔。笑って笑って。
「ねーーー、それよりさーー。今度行きたい！ ニノのステージ！」
「いや〜〜〜。まだまだなんで・・・。今来られるとちょっと・・・。」
「マサキと行くよ！」
「え！？ アイツと・・・・？ それは・・・さらに・・・なんか・・・怖い・・・。」
二人で目見合わせて笑顔。
「マサキと言えばさ、Jプロにスカウトされてさーーー
ニノ、びっくり！！
色々な話し、延々と・・・・。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「大野智」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ランプ
| 作成日時：2015年1月29日 9時
