8 ページ35
母、何となく息子の様子眺める。
とにかく元気そうだから良かった。
「ジュースなくなっちゃった。」
妹が。
「お兄ちゃんのいいよ。」
ニノ、自分の妹の方に押して。
「ありがと。お兄ちゃん、こっちにはいつ来るの？」
「わかんねー。それより、大っきくなったな。ちょっと見ないうちに。」
「でもね、サリィや、ケイトには小ちゃいっていつもからかわれるよ。」
キンダー(幼稚園)の友達の話らしい。
「でも、ジャックやマイケルはお前の事可愛いって言ってるだろ？」
「？だぁれ？」
「あれ？ ジャックやマイケル、いない？ おっかしーなー。」
？の妹に母が、
「お兄ちゃんの冗談よ。」
「な〜んだ。お兄ちゃん、全然変わってない！」
むくれる妹に母とニノ、微笑んじゃう。
「あっちでの生活、上手くいってそうだね。」
妹の様子に安心したニノ。
「あなたも。大野さんから聞いた時は(智と別居)どうなっちゃってるのかしらって心配だったけど。」
「相変わらずだぜ。ブラブラしてるよ。オレ。ちっともしっかりなんかしてねーよ・・・」
「でも元気そうだし。顔が上がってるわよ。」
「上がってる？」
「そうよ。以前は暗くって・・・。なんか・・・そーねー・・・
「不審者っぽい？」
「う〜ん。我が子にそんな事言うのも変だけど。」
「いいよ。そうだったと思う。でも、今も不審者みたいなもんだよ。」
「でも、明るくなったわ。」
「明るい不審者ってか。」
母と声を合わせて笑う。
妹が
“不審者ってな〜に？”
って。
“オマエが絶対近寄っちゃいけない人の事だよ”
と、説明。
パフェが美味しいって妹。
かわいい。
たまに英語が出る妹。
馴染んでんだなって、安心。
母も、前よりなんかあか抜けた感じ。
アクセが増えた？
化粧が少し濃いめ？でも、悪くない。
「なんか、会えて良かった。」
「そうね。」
「スゲー気が重かったけど。ホントは。怒られんじゃネーかとか・・・。ま、その通りなんだけどさ。」
「智くんとは会ってないの？」
「うん。」
「やっぱりケンカしたの・・・？」
「ううん。ケンカじゃ無いんだ。」
「じゃ、どうして・・・
ニノ、ドリンク一口。
説明しようか、迷う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ランプ
| 作成日時：2015年1月29日 9時
