勝負の唄 4 / A all the members (ページ31)

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相葉、ひたすら凄い凄いって。翔としてはコレカラ親にその件で会う事の方が心配の中心なんだけど、相葉、大学ほぼ決まってく翔の状態をわっしょい。

「オレ、スゲー不安だよ。親、なんて言うかな？」

「翔ちゃんなら大丈夫だよ。おおのくん家の同居だって認めてくれたじゃん。」

そう。それに応えるため、成績絶対落とさない翔。頑張ってるのだ。

「あ～～～。でもな～～～。」

「何処で会うの？」

「ん。飯田橋。」

「オレも行く？」

「え？なんで？」

「Jプロ、ついて来てくれたし。今度はオレが。」

「・・・・・。いや、いいよ。相手、親だしさ。なんか。」

「いいよー。オレは別に。」

翔、相葉の気持ち、うれしい。相葉がついて来てくれたら、なんか、安心。でも、でも！やはりそこは相葉くんだ。一体何をやらかしてくれるかがやや不安・・・。親のこと以上にてんてこ舞な結果になったら手に負えん。ここはやはり一人で頑張るのだ。ファイト魂。

「いや、いい。オレ、頑張る。一人で。大丈夫だよ。きっと。」

「わかった。あ～～～。なんか、オレまでドキドキして来た！どうしよう！」

「どうしようって・・・。あなたがハラハラしてど～すんの。」

「そ、そうだね。落ち着かなきゃ。落ち着け、落ち着け・・・」

ヤレヤレって、翔。なんか、相葉が勝手にテンパってくれたおかげか、落ち着いて来た。

「そー言えば、ニノって最近どうしてるか知ってる？」

「あーー、ニノ。野球途切れてから会ってないけど忙しいみたいだぜ。しかも、

コソコソ、秘密打ち明けるみたいに小声で、

「女のとこに居るって。年上の。すごくない？なんか。」

「た、たしかに。」

「オレより、おーちゃんの方が知ってんじゃない？仲良しだったじゃん。一緒に住んでたくらい。」

「智くんからニノの話はきいたことがないね・・・。」

「へぇ。そうなんだ。ま、おーちゃんも大変みたいだしね。何たってゲーノージンだし。」

「あ、そ、そうだね・・・。」

そんなこんなで

飯田橋～
飯田橋～
お下りのお客様は～～

到着。

「じゃ！

「頑張ってね！

翔下車。

プシューっとドアが閉まり発進。

車窓から手を振る相葉が遠くなって行く。