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忘れてほしくないから、ずっと傍にいるよ。  その1 ページ44

イタリア「ドイツドイツ〜!ヴェ〜!」

ドイツ「ん、イタリアか。今日は一体何の用だ?」

イタリア「サッカーしない?ね?しよ―――」

ドイツの横から男がひょこっと顔をだす。
その顔を見てイタリアが喋るのを止めた。

ロシア「あれ?イタリアくんじゃない。こんにちは」

イタリア「ロシア?…どうしてドイツん家にいるの?」

ドイツ「ああ、最近俺の上司とロシアの上司が仲良くてだな」

ロシア「それで今日も僕の上司がドイツ君のお家にお邪魔してるんだ〜」

イタリア「そ、そうなんだ〜」

ロシア「…そういえばイタリア君はドイツ君とサッカーするために此処に来たんだよね?
  僕は見てるから、してきなよ」

ロシアは笑顔で言うが、
そこにドイツが一言。

ドイツ「イタリア。サッカーは明日にしてくれ」

「せっかく俺の家まで来てくれたんだ」、
そう言うドイツ。

ドイツ「とりあえず、そういうことだから。すまないが今日は家に帰ってくれ。それじゃあな」

ロシア「えー…っと」

流石にロシアもどうするべきか、
反応に悩んでいた。

ドイツ「ああ、すまない。次はあそこに―――」


イタリアを残し、
二人は歩いていく。


イタリア「ヴェ……」


ドイツと同盟を組んでいるし、
いつもどおりで特に変化のないドイツのはずが、
イタリアにはドイツの様子、態度が変わったように見えてしまった。



―――そしてその夜―――


イタリア「ドイツ〜!遊びにきたよ〜!」

ドイツ「…すまないが今日も無理なんだ。あー、それと明日と明後日あたりもだ」

イタリア「そ、そっか……」


ドイツが忙しいってことはわかってるんだ。
だけど…いつもよりも冷たいような気がしてならない…。

もっとドイツの傍にいて、
楽しくお喋りしたり、訓練したり、怒られたりしたい。

でも…ドイツは忙しいんだ。
迷惑をかけるわけにはいかないもんね。
だから此処は我慢しないと…。

だから、来週にまた来よう。
そうだ、そうしよう――――


ドイツ「すまないが、もうお前とは一緒にいられない」


…え?
な、何言ってるの…?
ちょっと聞き取れなかったよ。

あ、あはは…
笑えないし、何故か体中が震えるよ。

ドイツ冗談はよしてよ。


ドイツ「…冗談じゃない。今まで世話になったな、イタリア」


俺から離れていく。
唯一の親友と呼べる友達が。
俺の目の前で消えていく。

追いかけたいのに、
体は動かず、声すらでない。


…俺、ひとりぼっちになっちゃった…。


忘れてほしくないから、ずっと傍にいるよ。  その2

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設定タグ:ヘタリア , ロシア , コルコル中毒   
作品ジャンル:アニメ
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カチューシャ - うわあああああああああっ!!!!!とてもいい作品です!!!ですが背景g(((殴  ごめんなさい!!ソ連の旗にしてほしいです,,,,,,,, (2020年11月28日 15時) (レス) id: c5c9a2f543 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜姫 - 読みましたよ〜続編これから読むつもりです面白いのです・・・が!!背景が気になってしまいます・・・というより目が痛いですものすごーーくチカチカしちゃいます(×ω×)背景・・・申し訳ないのですがどうにかなりませんでしょうか? (2013年11月25日 15時) (レス) id: d3b154835f (このIDを非表示/違反報告)
イヴァン総本家。(プロフ) - 波流歌さん» はい!ありがとうございます('-'*) (2013年2月9日 2時) (レス) id: 53c8178420 (このIDを非表示/違反報告)
波流歌(プロフ) - イヴァン総本家。さん» そうですか?………!?ほ、本当ですか!?……こちらこそ、よろしくお願いします。 (2013年2月8日 23時) (レス) id: 6e29b5c92d (このIDを非表示/違反報告)
イヴァン総本家。(プロフ) - 波流歌さん» いえいえ、お気になさらず!キャラについてはあまり自信がないので、そう言っていただけると何だか救われたような気持ちになります(^o^) 此方こそ。是非とも宜しくお願い 致します! (2013年2月8日 23時) (レス) id: 2c7a94e036 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴァン総本家。 | 作者ホームページ:http://yaplog.jp/russia1230/  
作成日時:2013年1月3日 20時

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