【APH】ヘタリアでコルコル。

イタリアの本気。 ページ31

ヴェー………




ヴェー……




……ヴェ。



イタリア「…ヴェ……？」


パッと目をあけて、
体を起こす。


イタリア「……ドイツがまだ寝てる…？！ドイツドイツー！朝だよ起きて〜」

ドイツの体を揺さぶると、
とてもキツそうな顔でイタリアを見る。

イタリア「ヴェッ…？」

ドイツ「お、俺としたこと…ｺﾞﾎｯｹﾎｯ…風邪を引いてしまったようでな」

体調管理が甘かった、
そう言うと額に手をあてる。

イタリア「ヴェ〜…大丈夫なの？…よぉーっし、今日は俺が昼飯何か作るよ！」

ドイツ「…お前1人で大丈夫なのか？」

咳き込みながらも、
心配そうに言うドイツ。

イタリア「うん！だからドイツは安静にしててよ！」

ドイツ「……すまないな」

イタリア「そんじゃ早速何か作ってくる！」


そう言うとイタリアは、
速攻で部屋を飛び出しキッチンへと向かった。


イタリア「ヴェ〜…何作ろうかなぁ」


イタリア「そうだっ！日本に聞いてみよーっと」



RRR...



日本「もしもし。…風邪引いてる方がよく食べる食べ物、ですか…
　 そうですね…お粥でしょうか」

イタリア「その作り方教えて！」


それから数十分後。
料理の腕がいいイタリアは、
とても美味しそうなお粥を作り上げた。

えっへん！そう胸を張るかのようにして、
お粥をドイツの元へと持っていく。


イタリア「ドイツ〜！作ってきたよ！食べて食べて〜」

ドイツ「ん……ありがとう、イタリア」

ドイツは体を起こすと、
お粥を口へと運ぶ。

ドイツ「………」

イタリア「……美味しい？」

ドイツ「…あぁ、とても美味しいぞ」

ニコッと笑みを浮かべる。

イタリア「ほんと！？やったぁ〜！俺にも食べさせて〜！」

ドイツ「あっ！これを食べたら風邪が―――」

イタリア「ﾊﾟｸｯ…ﾓｸﾞﾓｸﾞ……おお〜美味しい〜！日本に作り方教えてもらったんだ〜」

ドイツ「…そうだったのか。日本にまで…本当にすまなかったな」

イタリア「俺たちは友達じゃないか〜。当然のことなんだから気にしないで」

そう笑顔で答えるイタリアだったが……




＊数日後＊



イタリア「…ヴェ……ヴェ…」

ドイツ「…やはりうつってしまったな」

イタリア「ドイツ〜…お粥食べたいなぁ」

ドイツ「…はいはい。わかったからお前は安静にして寝てるんだぞ」

イタリア「ヴェ〜…」


次はイタリアが風邪ひいてしまうのでした。

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