【APH】ヘタリアでコルコル。

☆黒イギリス！　　＊イギリス＊ ページ20

「……ぃ…おい。起きろよ、朝だぞ」

A「ん……」

眠たい目をこすりつつ開けると、
そこにはいつものようにイギリスがいる。

イギリス「俺よりも遅く起きるとは中々の度胸じゃねえか」

A「…え、私がイギリスより遅いとか結構あることじゃ――」

イギリス「俺に反論すんじゃねえ馬鹿」

A「ちょ…今日のイギリス怖いよ？」

イギリス「別に今日は学校でもバイトでもなんでもないし、ずっと家にいられるな」

A「いつも出掛けたりするけど、今日は何処にも行かないんだ…？」

Aの言葉を無視してベッドから降り、
机の引き出しからゴムのようなものや鎖を取り出して、
再びベッドに乗るとAの手首には鎖をはめるイギリス。

A「イギリス…？」

イギリス「夫よりも早く寝て、遅く起きて…随分とお疲れの様だなぁ？俺のお姫様は」

Aの上に乗り、
ぞっとするような笑みを浮かべて、
Aを見下ろすイギリス。

A「何する気なの――」

イギリス「何する気、だと？…この状況でやることは一つに決まってんだろうが馬鹿」

強引に引き寄せてキスをするイギリス。
手は鎖に繋がれていて全く動けないA。

A「やっ……ん…」

どうすればいいのかを考えている隙に、
どんどんとイギリスの手や口は進行していってしまう。
考えている暇などないことくらいわかっている。
だけど手が動かせないから何もできない。

A「ヤダ…ッ」

いつもの優しいイギリスじゃなくて、
普通ならこういう時にも優しく包んでくれて、
嬉しくなる言葉を言ってくれるはずなのに。

今のイギリスはそれと正反対。

乱暴で見下したかのように「俺に抱かれることに感謝しろよな」と言う。
全く嬉しくないし、むしろ痛い。

本当に嫌だ。
逃げ出したい。
どうして急にこんなことに…？




A「っ…ん……」

「A！！おい！起きろ！！！！」

意識が朦朧としていて、
身体は激しく揺さぶられていて、

はぁ…もう起きたくないなぁ。
いっそ目を閉じていたい。





☆黒イギリス！　　＊イギリス＊　　その2

☆黒イギリス！　　＊イギリス＊　　その2→←いよいよお兄さんの出番だな！

ラッキーアイテム+人物

猫

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す