【APH】ヘタリアでコルコル。

☆お願いがあります。　　＊日本(学園)＊　その2 ページ17

〜放課後〜


A「お待たせ！」

日本「では、帰りましょうか」

A「帰るって言っても寮だけどね。いつも正反対なのに送ってくれてありがとう」

日本「いえ、この程度全然問題ないですから。お気になさらず」

…とは、言ったものの、
まだ一緒にいたいというかなんというか…
うーん…


日本「…あっ、そうだ。Aさん」

A「ん？」

日本「勉強…教えましょうか？」

A「いいの？」

日本「ええ。話したいこともありますし、喫茶店…にでもどうでしょうか」

A「やったー！」


ﾎｯ…何とか引き止めることができました。
ですが、どうしましょう。
「話したいことがある」と言ってしまいました。

これを言うとAさんが傷つけてしまうかもしれません…
ですが私の本心でもあり…

ああ、どうすればいいのでしょう。
こんな時アメリカさんやイギリスさんなら…

ハッ！駄目ですよね、人に頼ってしまっては。
はぁ…


〜喫茶店にて〜


日本「ここは〜で、〜なんです。つまり〜は〜であって…こうなるんですよ」

A「おー！すっごい分かりやすい！ありがとう！」

日本「いえいえ」

A「それで、日本の話したいことってなに？」

日本「えっ？あ、えー…と」

A「？」

日本「そ、その…お願いがございまして」

A「お願い？」

日本「…はい。そのなんというか、なるべく他の方に笑顔を見せるのを控えてほしいんです」

A「えっ」

日本「…そ、そんなこと無理ですよね！
　 ですが…Aさんが私以外の方とお話ししている時がとても楽しそうで…」

日本「恋愛ストーリー等でよくある…嫉妬、というものです」

A「日本…」

日本「本当にすみません。今の話はなかったことにしてもらって結構ですから――」

A「そうじゃなくて、ごめん。そんなこと思ってたなんて知らなかった…
　 流石に笑うのを控えることは無理かもだけど、これからは行動に気をつけるね」

日本「Aさん…！ありがとうございます」

A「それと私からもひとつお願いしてもいい？」

日本「なんでしょうか」

A「そろそろ私のこともさん付けせずに呼び捨てにしてくれないかな？」

日本「ですが…」

A「ほら早く♪」

日本「…A…これでいいでしょうか」

A「うん！これからも、ね？」

日本「わかりました…」





――――Aのこと、ずっと愛しています。

スペイン親分の幸せ。→←☆お願いがあります。　　＊日本(学園)＊

ラッキーアイテム+人物

猫

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す