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「お、準備できたかあ?じゃ、行くっぺよ!」

そう笑顔で言うとデンマークは当たり前のように、Aの手をとった。

「おい待てあんこ。なしてAの手握っとん」

「そーいうノルだって握ってんじゃねぇか!俺だって手を繋ぎてぇよ!」

両者はAの手をさらに強く握りしめた。

「ちょっと痛いのですが…」

「ほーら!見ろー!ノル!A痛がってんぺよ!?」

「おめえが離せ。バカ力の筋肉だるま」

「ノルだって見た目によらずムキムキだっぺ!」

どうしよう。この上なく居心地が悪い。
Aはそう思った。

デンマークは自分のことをいい子と好印象を持ってくれたし、ノルウェーだって自分のことを心配してくれているのはとても嬉しい。

だが両隣から浴びせられる罵声とだんだん強くなる手の握りでAはどんな表情をすればいいのかが分からなかった。

「あ、あの、喧嘩は……」

「そろそろ離すっぺよ!」

「あー…あんこうぜー」

二人はAの仲裁など聞こえていない。

デンマークとノルウェーはどちらも高身長でいかにも女性に好かれそうな顔立ちをしている。
両手にイケメン状態のAに街行く女性から怪訝な視線をばしばし浴びせられたのは言うまでもない。

「めっちゃ恥ずかしい…」

Aはそうぼそりと呟いた。

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すずこ(プロフ) - ノルシャさん» ノルくんの小説少ないですよねえ…。コメありがとうございます!頑張ります。 (2017年4月15日 21時) (レス) id: 0e4c91a486 (このIDを非表示/違反報告)
ノルシャ(プロフ) - 私ノルウェー領なんです!ノーレの小説書いている人少ないんでありがたいです。これからも頑張って下さい!! (2017年4月10日 17時) (レス) id: b860529f0f (このIDを非表示/違反報告)
すずこ(プロフ) - 桜 水樹さん» コメありがとうございます。ノルくん最高ですよね! (2017年4月9日 5時) (レス) id: 0e4c91a486 (このIDを非表示/違反報告)
桜 水樹 - ノルウェー最高…ごはぁっ!!(吐血) (2017年4月9日 3時) (レス) id: 0aefdd481f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずこ | 作成日時:2017年4月7日 10時

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