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それから揉めに揉めたあと二人の割り勘で、何とか無難な服を買い終わった頃、時計は17:00を指していた。
「あー、今日はこれでお別れだっぺな〜。とても楽しかったぺよ！！」
「あんこがいなければ一万倍楽しかったべ」
ノルウェーはさらっと毒を吐く。
「あの今日はありがとうございました」
紙袋を握り締めたAが深々と頭を下げた。
それに対し、二人はふっと微笑む。
「いがっぺよ〜！じゃあ俺は帰るっぺ！それじゃあな！っとあ〜、ノル、耳貸してくんね？」
一旦離れたデンマークがまた近づき、ノルウェーに耳打ちをした。
何を話しているのだろうか。Aは首を貸しげた。
「……大丈夫だべ。おめぇにも他の奴にもやらねぇ。余計な心配すんな」
ノルウェーはデンマークから離れ、睨んだ。
「ん！そうけ！頑張れよ！じゃあな！」
デンマークはそう言うと走って去っていった。
「あ、あの何を話してたのですか」
「ん？あ〜。いんや、お菓子の話だべ」
「なるほど、ノルウェーさん大好きなんですね」
Aはくすりと笑った。
「まあな、それより今日は一段とさみぃな。何かスープでもつくんべ」
「手伝います」
「ありがてぇ。ん、帰るぞ」
ノルウェーはAの手をぎゅっと握りしめ、歩みを進めた。
『A、このままだと誰かに取られてしまうかもしれないっぺよ〜。気をつけてな』
先程のデンマークの含みのある微笑みと言葉がこだまする。
「ちっ…あんこのやつ」
ノルウェーはぼそっと呟いた。
続く (更新停止中)
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すずこ(プロフ) - ノルシャさん» ノルくんの小説少ないですよねえ…。コメありがとうございます！頑張ります。 (2017年4月15日 21時) (
レス) id: 0e4c91a486 (このIDを非表示/違反報告)
ノルシャ(プロフ) - 私ノルウェー領なんです！ノーレの小説書いている人少ないんでありがたいです。これからも頑張って下さい！！ (2017年4月10日 17時) (レス) id: b860529f0f (このIDを非表示/違反報告)
すずこ(プロフ) - 桜 水樹さん» コメありがとうございます。ノルくん最高ですよね！ (2017年4月9日 5時) (レス) id: 0e4c91a486 (このIDを非表示/違反報告)
桜 水樹 - ノルウェー最高…ごはぁっ!!(吐血) (2017年4月9日 3時) (レス) id: 0aefdd481f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずこ | 作成日時：2017年4月7日 10時
