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世界会議や北欧会議もなく、その他の任務も全て片付け、暇を持て余していたノルウェーはオスロの外れにある鬱蒼たる森を散策していた。
周りに人一人の気配もなく、辺りは小鳥のさえずりが響き渡っている。
「やっぱ俺んちは緑がいっぱいでいいな。トロール」
隣にいる友達の妖精トロールに話しかけた。ノルウェーの問い掛けにトロールは低い唸り声を上げながら頷く。
「おめぇの友達になってくれる妖精でも探しにいくべ」
そう微笑みながら言ってのんびりと歩みを進めていると、ふと草っぱにぐったりと座り込んでいる人影が目に見えた。
彼は少し驚き、そこに駆け寄る。
そこには、ボロボロな軍服に身を包んだ少女がいた。頬には煤が付き、破れた軍服の間から痛々しい血だらけの素肌が見えた。
「おい、大丈夫け？」
ノルウェーは膝を屈ませ、顔を覗き込みながら少女に話しかけた。
彼女はゆっくり目線を彼に合わせた。
そして、ゆっくり口を開く。
「た、助けてください…」
か弱い声で言った瞬間、彼女はバタリと倒れてしまった。
呼びかけても返事は無い。
とりあえず怪我の手当てだけしなくてはならない。
彼女をおぶると骨ばった感触が体に伝わる。
何も食べてないのだろうか。
ノルウェーはぼそっと呟く。
「…手当てが終わったら何か上手いもんでも食わせてやるべ」
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すずこ(プロフ) - ノルシャさん» ノルくんの小説少ないですよねえ…。コメありがとうございます！頑張ります。 (2017年4月15日 21時) (
レス) id: 0e4c91a486 (このIDを非表示/違反報告)
ノルシャ(プロフ) - 私ノルウェー領なんです！ノーレの小説書いている人少ないんでありがたいです。これからも頑張って下さい！！ (2017年4月10日 17時) (レス) id: b860529f0f (このIDを非表示/違反報告)
すずこ(プロフ) - 桜 水樹さん» コメありがとうございます。ノルくん最高ですよね！ (2017年4月9日 5時) (レス) id: 0e4c91a486 (このIDを非表示/違反報告)
桜 水樹 - ノルウェー最高…ごはぁっ!!(吐血) (2017年4月9日 3時) (レス) id: 0aefdd481f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずこ | 作成日時：2017年4月7日 10時
