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何があってもうちにイルミを泊まらせるなんて絶対しない。
「ちっ...わかったよ」
「舌打ち聞こえたぞ。まぁいい、諦めたならさっさと帰れ」
「報酬を通常の5倍出すって言ったら」
「好きなだけ我が家へどうぞっ」
はっ...！
つい、報酬5倍という言葉につられたっ！
完全に脊髄反射だ。
「Aのそう言うところ結構気に入ってる」
「...言っておくが、泊める報酬として5倍の額をもらう。暗殺に巻き込まれたと私が気づくようなことがあればその5倍、つまり通常の25倍の額支払ってもらう」
「がめつい」
「だまらっしゃい！それから、お前が泊まっている間の生活費はお前持ちだから」
「守銭奴め...」
ふんっ、もう何とでも言えばいいさ。
こっちは命かかってるんだ。
私は念能力はあるが基本的に戦闘力0。
そこら辺のチンピラにだって負ける自信がある。
「どうすんだ？払うのか、払わないのか？」
「払う」
「じゃあ、契約成立だな」
「仕方ないからお前の家で我慢する」
この男は...。
美しい薔薇には棘があるというが、実際イルミは棘が多すぎる。
「...そうだ、今回は契約はあれやらないの？」
「あ〜あれね、あれはもういいんだ」
「ふーん」
「あれ」とは、契約を込めた蜂蜜を摂取し契約を執行する強制力をお互いに与えると言うものだ。
ようは、約束を破らせないための蜂蜜をお互いに摂取することなのだが、
「今は別の契約を履行中でね」
「あぁそう言えば一人に一つの契約しか結べないんだっけ」
「そう、まぁできたとしてもやらないけどな」
その契約をすると体のどこかに蜂の模様が現れる。
多く契約すれば体が蜂の模様に覆われてしまうだろう。
自分の能力だがはっきり言って嫌だ。
「そうだ、どうせならヒソカでも呼んでやろうか？」
「は？」
「お前ら仲良いだろう？」
「寝言は寝て言いなよ」
「ははは」
まさか、本気と書いてマジと読むぐらいマジ。
「っていうか「お客様のプライベートに当店は一切関知いたしません」って言ってないっけ？」
「今は友達としてだ」
「......俺とあいつはお前と同じビジネスライク、ギブアンドテイクの関係だから」
「そーですか」
「というか、こんなことするあいつが友達なわけないだろう」
視線を下に向けるイルミに、カウンターから出て様子を見る。
立ち上がろうとするイルミと椅子とその間にピンクの粘着物質。
「ヒソカ...」
あの男、人の店に気色悪いものを。
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ユ - お、面白すぎる、、、！貴方様は物語を考える天才ですか！？ (2022年9月26日 16時) (
レス) @page31 id: ab3a56c6fc (このIDを非表示/違反報告)
むちょ - 言葉では表せられないぐらいとても素敵な小説でした！なんとも言えない空気感がとても好きです。 (2022年8月19日 1時) (レス) @page31 id: cded16a817 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - でぶきさん» コメントありがとうございます。 (2022年8月1日 20時) (レス) id: 8eeddf36f5 (このIDを非表示/違反報告)
でぶき - あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ (2022年6月26日 12時) (レス) @page28 id: 804c35253a (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ユウさん» そう言って頂けて嬉しいです。しかし、ごめんなさい、まだ完結していません。長く更新していないのでたぶん誰かが完結してるとしてしまったんだと思います。今は別の作品を進めているところです。またしばらくしたら更新していく予定です。 (2019年11月29日 0時) (レス) id: 8eeddf36f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：００ | 作成日時：2019年6月9日 0時
