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「頼んだ記憶はないが」
「ヒソカ様のご紹介とのことですので、私からのサービスです。どうぞお連れ様もご一緒にいかがですか？」
「そうか、それなら遠慮なく頂こう」
カウンターに戻りもう一度彼を見ると携帯を開く。
多分外の二人に連絡したのだろう。
ドアベルの音が店内に響き、足音が二人分。
「よぉ、いいのか？」
「あぁ店長のご厚意だ」
「毒入てるかもしれないよ」
「毒なんて大して効かないだろう」
こいつらさらっととんでもない話してくれてるな。
そんな食品衛生管理法に引っ掛かるようなことはしないぞ。
「それもそうだな」
厳つい男性が先に席へとつき、続いて黒衣の少年が席についた。
そして厳つい男性がミルクティ、黒衣の少年が珈琲を飲む。
逆だろっ、何て思っても言えない。
「ちなみに、ヒソカからの奢りだそうだ」
「「いらねぇ/いらないね」」
青年の言葉に男性と少年がそろって持っていた器を下ろす。
笑ってはいけない時間が始まったらしい。
「冗談だ、これは正真正銘店長のから」
「団長、悪い冗談はやめてくれ」
「そうね、あいつの奢りなんて死んでも嫌よ」
拝啓、ヒソカ様...この時間をありがとう。
今最高に面白い。
「で、どうだったんだよ団長。ヒソカの言ってた例の店長ってそこの女のことだろ」
「なんだ、お前には女に見えるのか」
「あぁ？団長には男に見えるのかよ？」
「お前はどっちに見える？」
「興味ないね、どちでもいいよ」
三人のやり取りを見ていると、性格がわかりやすい。
黒髪の青年は掴み所がなく、何かを思考することが得意で好んでいる。
厳つい男性は、見た通りを受け入れるし少し直情的っぽい。
黒衣の少年は、明らかに好戦的で疑り深く嘲笑に似た笑い方をする。
「そうだな、ヒソカの言った通り彼は面白い」
「でもどう見ても弱いね」
「強さじゃない、考え方がな、面白いんだ」
「団長が言うんならそうなんだろうよ」
「さて、目的は果たした。もう行こう」
お代を払い彼らは出口へと向かう。
しかし、外へ出ようとした足を止めた。
「あぁ、言い忘れた。俺はクロロ、クロロ·ルシルフル」
「...フィンクスだ」
青年、クロロに習い厳つい男性も名乗る。
無言でいる少年の代わりにフィンクスが「こいつはフェイタン」と指差した。
フェイタンは勝手に名を言われ不機嫌そうだ。
「私はAと申します。クロロ様、フィンクス様、フェイタン様、またのご来店をお待ちしております」
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ユ - お、面白すぎる、、、！貴方様は物語を考える天才ですか！？ (2022年9月26日 16時) (
レス) @page31 id: ab3a56c6fc (このIDを非表示/違反報告)
むちょ - 言葉では表せられないぐらいとても素敵な小説でした！なんとも言えない空気感がとても好きです。 (2022年8月19日 1時) (レス) @page31 id: cded16a817 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - でぶきさん» コメントありがとうございます。 (2022年8月1日 20時) (レス) id: 8eeddf36f5 (このIDを非表示/違反報告)
でぶき - あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ (2022年6月26日 12時) (レス) @page28 id: 804c35253a (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ユウさん» そう言って頂けて嬉しいです。しかし、ごめんなさい、まだ完結していません。長く更新していないのでたぶん誰かが完結してるとしてしまったんだと思います。今は別の作品を進めているところです。またしばらくしたら更新していく予定です。 (2019年11月29日 0時) (レス) id: 8eeddf36f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：００ | 作成日時：2019年6月9日 0時
