オッドアイ少女の泡沫

第162話 ハナポンチョの悲しみ… ページ36

瑞希｢それがこのハナハナファミリーランドだったんだね？｣

ハナ｢はい。それで、満を持して、やっと発表されるマスコットキャラクターのハナポンチョの身体を借りて子供達と遊ぼうとしたけど…｣
┈┈┈┈┈
司会｢ご覧下さい！こちらがハナポンチョです！｣

ハナポンチョ｢待ってるポンチョ、ハナポンチョ！皆！ハナポンチョと遊ぶポンチョ！あはははっ！｣

ぴょん！

ハナポンチョは頭の振りすぎで、右目が取れてしまう。それによって子供達は泣き始める。

ハナポンチョ｢良い子のみんな！ハナポンチョと握手ポンチョ！｣

ハナポンチョが子供に近くづくと親達から罵声を浴びられる。そして、挙句の果てにはハナポンチョを倉庫にしまう。
┈┈┈┈
ハナ｢ということなのです…｣

瑞希｢そんなことが…｣

ハナ｢これからは皆さんに迷惑をかけないでこの倉庫に閉じこもります｣
ーーー
翌日

僕達はまたハナハナファミリーランドの倉庫の中にいるハナちゃんに会う。

ナツメ｢はいこれ！｣

ナツメが何かハナちゃんに渡した。

ハナ｢わぁ！これ、ハナポンチョのぬいぐるみ！よくこんなものを持っていましたね！私のグッズ、その日のうちに回収されたのに！｣

ナツメ｢私、何かすっごい気に入ってて、お父さんに買ってってせがんでいたらしいのよ｣

ハナ｢嬉しいです！｣

瑞希｢ねぇ、ハナちゃん｣

ハナ｢はい｣

瑞希｢もう一度、ハナポンチョをこのハナハナファミリーランドに蘇らせない？｣

ハナ｢えっ？どうやってですか？｣

アキノリ｢ふっふっふ！それは、俺達が考えてるのだ！｣

アキノリはそう言って、ガラッと倉庫を開けると、外にはミッチーとジュニア、ウィスパーに影オロチ。そして、ヒカリオロチまで店員の服を着て、屋台？をやってる。

ミッチー｢我々もお手伝いしますぞ！｣

ヒカリ｢さぁ、ハナちゃん！お前も俺みたいに輝け！｣

瑞希｢貴方みたいは無理だと思うけどね^^;｣

アキノリ｢それじゃあ、ハナポンチョ、復活作戦スタート！｣

皆｢｢おおー！｣｣

僕達は、ハナポンチョ復活作戦を実行する。

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