オッドアイ少女の泡沫

第150話 紫姫side ページ19

紫姫side

瑞希から入れ替わって貰ったわ。あと、会話を聞かれたくないから夢のあの場所に送った。

紫姫｢ふぅ、で、妹｣

妹｢何？お姉ちゃん｣

紫姫｢貴女、私の瑞希に近すぎよ｣

妹｢あれ？確か瑞希は私のお姉ちゃんになるんだからお姉ちゃんの物じゃないよ｣

紫姫｢へぇ、私は今彼女の中に居るんだから瑞希に1番近いのは私。だから瑞希は今、私の物なの｣

妹｢はぁ、お姉ちゃんってつくづく好きなものを独占したがるよね｣

紫姫｢悪かったわね。あ、それと酒呑童子｣

酒呑童子｢はっ！何でしょう、紫姫様｣

紫姫｢瑞希は次期に鬼族の姫になる存在。これだけは教えてあげる。この意味、貴方なら分かるよね？｣

酒呑童子｢はっ！｣

紫姫｢ふふ、賢い子。それじゃあ、瑞希と入れ替わるわ｣

私は瑞希に呼びかける。

紫姫(もういいわ。話は終わったし貴女と変わるわね)

瑞希(えっ？あ、うん)

私は目を閉じて、瑞希と入れ替わる。

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