第44話 あーん ページ45
僕はそう言ってアツヤの魚団子を掴んでアツヤの口元まで運ぶ。
瑞希｢はい！あーん！｣
アツヤは顔を真っ赤にして食べる。
瑞希｢アツヤ、大丈夫？顔真っ赤だよ｣
アツヤ｢あ、いや…大丈夫だ｣
なえ｢あー！アツヤだけずるーい！｣
瑞希｢なえちゃんもしてあげようか？｣
なえ｢ほんま！｣
瑞希｢うん！｣
なえ｢やったァ！｣
士郎｢あ、僕もお願いできる？｣
瑞希｢いいよ｣
士郎｢ありがとう｣
瑞希｢それじゃあ、まずはなえちゃんからね！｣
なえ｢うん！｣
瑞希｢何がいい？｣
なえ｢せやね…アツヤと同じ魚で｣
瑞希｢了解！｣
僕は箸で魚の身を少し取る。
瑞希｢はい！なえちゃん、あーん｣
なえ｢あーんっ！やっぱ瑞希ちゃんの作った料理に瑞希ちゃんがあーんしてくれると美味しいわー！｣
瑞希｢ふふ、そんなに？｣
なえ｢うん！｣
士郎｢あ、じゃあ次は僕でお願い｣
瑞希｢分かった！士郎さんは何かリクエストは？｣
士郎｢じゃあ僕も魚で｣
瑞希｢りょーかい！｣
今度は士郎さんの魚の身を取る。
瑞希｢はい！あーん！｣
士郎｢あーん。確かに、美味しいね！｣
なえ｢せやろ！｣
瑞希｢あ、僕はもうご馳走様｣
なえ｢えぇ?!瑞希ちゃん食べるの早っ！｣
瑞希｢ふふ、それはどうも。それじゃあ、洗い物してくるから食べ終わったら流し台に置いてね｣
なえ｢はーい｣
僕は台所の流し台へ使い終わった食器を持っていって、食器を洗う。
なえ｢瑞希ちゃん！これ、皆の食器やんね！｣
瑞希｢ありがとう、なえちゃん｣
なえ｢あ、うちも手伝ってえぇ？｣
瑞希｢いいの？｣
なえ｢うん！｣
瑞希｢それじゃあ、お皿拭きをお願いしようかな？｣
なえ｢分かった！｣
そう言って、なえちゃんは僕の隣に立つ。そして、僕が洗い終わった皿をどんどん拭いていく。暫くそれの繰り返し。
瑞希｢…よし！こっちは終わったよ！そっちは？｣
最後の洗い物を終わらせ、なえちゃんの所を見る。
なえ｢こっちも終わったよー｣
瑞希｢ふふ、それじゃあ僕はもう帰るね｣
なえ｢えぇ！もう帰るの！｣
瑞希｢うん…そろそろ帰らないと皆が心配するからね…｣
なえ｢そっか…そんなら見送りしてえぇか？｣
瑞希｢もちろん！｣
なえ｢ありがとう！｣
瑞希｢あ、吹雪兄弟もいいよ｣
なえ｢え？｣
さっきからずっと見えてたよ。
アツヤ｢バレてたのかよ…｣
士郎｢鋭いね、瑞希ちゃん｣
瑞希｢そんなことないよ！それじゃあ、行くよ！｣
皆は頷いて玄関へ行く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
へそゴマ - 野坂くんの一人称俺じゃなくて僕です。ウザかったらごめんなさいm(._.)m (2022年12月28日 11時) (
レス) @page6 id: 3876e00d65 (このIDを非表示/違反報告)
水無月梅雨 - 私Go時代大好きなんです！剣城くんの菊一文字は神です！スイジュさん神です！ (2020年7月23日 14時) (レス) id: ef9a3021ff (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 猫宮さん» 私もGO時代好きですよー！アイビス愛用してますよー。それに私よりも神様の方は沢山いますから…… (2019年10月9日 23時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - アストライアの絵で気づいたけど、スイジュちゃんアイビスペイント使ってる？ (2019年10月9日 16時) (レス) id: 0864a9a45d (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - 僕ね、イナイレはGO時代が好きで、前も言った黄名子ちゃんとか、ゼロヨンで速水くんとか、もうホント、サイコー、スイジュちゃん神だねぇー (2019年10月9日 16時) (レス) id: 0864a9a45d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スイジュ | 作成日時：2018年10月22日 23時
