オッドアイ少女の観察 (ページ24)

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第309話一星光との会話ページ24

鳥のさえずりで目が覚める。

A｢……いたっ…｣

紫苑と戦った時のところが痛い。よく見れば身体中傷だらけ。

A｢なるほど…僕はタイムスリップしたんだな…｣

実際に紫苑の世界に行ったんだ…。

A｢……紫苑……また会えたんだな……｣

大丈夫…朱夏はちゃんと僕が守る。

A｢……さて！今日は光の所へお見舞いするか！｣

そう言ってカーテンを開ける。

A｢そんじゃあ…お見舞いの果物を持って行こっと｣

そう言って僕は私服に着替えて外へ出る。

.

病室のネームプレートを確認してから僕はドアを軽く叩く。

ｺﾝｺﾝ

A｢失礼するね｣

そう言ってドアを開けながら僕は言った。

光｢あ！黒姫さん！来てくれたんですね！｣

今日も、戻ったんだね…。

A｢約束したからね。それと、お見舞いに果物買ってきたから今食べる？｣

光｢いいんですか？｣

A｢ふふ、もちろん｣

光｢わぁぁ、ありがとうございます！｣

そう言って光は笑う。僕は光がいるベットの隣にある椅子に座ってりんごの皮を持ってきた果物ナイフでむく。

A｢はい！あーん｣

僕はそう言って切ったりんごを光の前に差し出す。

光｢えぇ?!///｣

光は顔を真っ赤にして自分で食べます！って言った。

A｢いいからいいから！｣

僕がそういうと光は渋々食べる。

A｢どう？｣

光｢おいしいです！｣

A｢ふふ、それは良かった｣

そんなことを言っていると…

｢一星くん。お手紙よ｣

看護師が現れて光に手紙を渡す。

A｢？誰からのなんだ？｣

光｢あ！岩戸高志さんっていうイナズマジャパンの人です！黒姫さんは知ってますか？｣

A｢あー…岩戸か…知ってよ。それと、僕のことはAでいいよ。それに、素で話していいよ｣

岩戸……どーせきちんとした文を書く光を女だと勘違いしてるんだろうな……。

光｢わ、分かった！Aさん！｣

A｢ウンウン。あ、りんごまだいる？｣

光｢は、はい！｣

A｢ふふ、それじゃあ｣

しばらく僕は光と過ごした。