第308話 紫苑の過去────輪廻転生 ページ23
朱夏「───!───!何とか直せぬのか!」
朱夏は誰かに助けを求める。だけど名前は聞き取れなかった。
「すみません、朱夏様……我々の力を持ってしても……」
紫苑「しゅ…か…」
朱夏「姉様!」
紫苑「ごめ…んね……私は…もう……ダメだ……」
朱夏「姉様!」
紫苑「最後まで…一緒に居れなくて…ごめん…」
朱夏「姉様…」
紫苑「でも……楽しかった……ありがとう」
朱夏「姉様!嫌じゃ!妾を一人にしないでおくれ!」
紫苑「もしも……生まれ変わったら……また……一緒にいような……」
そう言って紫苑は朱夏の頬を撫でて意識を落とした。
朱夏「姉様ぁぁぁぁ!!!!!」
そこで朱夏は大泣きをする。
A「朱夏……」
「っ!誰だ!」
僕のことに気づき、一人がこちらを見る。
A「っ!驚いた……この世界はなんなんだろう……」
朱夏「っ!其方は…!あの時の…!」
A「どうも。お久しぶりね。また会えて嬉しいよ、朱夏」
朱夏「其方は確か…黒姫Aと言ったな…」
「貴様!朱夏様を呼び捨てとは!何者だ!」
A「……何者もなんも……」
僕はそう言って力を解放する。
朱夏「っ!その力……紫苑か…!其方は…!紫苑なのか!」
「何っ?!紫苑様?!」
A「半分正解。僕は紫苑の生まれ変わりだよ」
朱夏「生まれ…変わり……」
A「うん。そして、僕は未来からやってきた。朱夏、君も生まれ変わって僕と一緒にいるよ」
朱夏「…そうか……それは……良かった…」
A「だからさ、そんなに悲しまないで。この森羅万象は輪廻転生で巡っている。だから、縁がある。僕達は縁に結ばれてまた出会う」
すると僕は光に包まれ始める。
朱夏「そうか……ありがとう……」
A「ふふ、どういたしまして」
それを最後は僕は意識を堕とした。堕ちる前に朱夏の「また会おう…姉様」が聞こえた気がした。
第309話 一星光との会話→←第307話 紫苑の過去────孤独からの解放
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スイジュ(プロフ) - かぐやさん» 知ってますよー (2019年7月13日 22時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - 転スラ、しってたんですね。 (2019年7月13日 22時) (レス) id: f1942f813b (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» ……? (2019年5月10日 21時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - ありがとう。『一旦終了』でいいんですよね?『いっっったん』でいいんですよね!? (2019年5月10日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 紫苑のねこ化……出来たらやってみます…… (2019年5月10日 19時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイジュ | 作成日時:2019年2月19日 22時