オッドアイ少女の観察 (ページ2)

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第287話君vsお使い組ページ2

富士丸｢あれ？流しちゃうの？｣

A｢うん。魚を持って帰ることは必要ないからね｣

そう言ってまた竿を海に投げる。

富士丸｢そっか～。あ、そう言えばAさんってよく歌を歌うよな｣

A｢うん、歌は好きだからね。それと今はMって呼んでよ｣

富士丸｢分かった。それじゃあ暇つぶしに何か1曲歌ってよ｣

A｢りょーかいっ｣

僕はそう言って立ち上がる。

A｢まだ誰も知らない想像を超えてく
名も無い人生を開け！♪

見上げた空に広がる明日
｢What's the name?｣曖昧な日々に惑う♪

立ちすくむような遥かな夢も
絶望も喰らい尽くして♪

願いの形刻み込む声
もっともっと強く fly high！♪

まだ誰も知らない想像の向こうで
ジリジリと芽生えた衝動的な Skill to stay alive♪

今感じる全てが現実なら
いつか証になるだろう♪

一つ一つ人生を名付けに行こう
to the east，to the west，to the high！

Stand up to the period！さぁ行こう！
ーーー
you can shout，you can fly，you can go！
Nameles Story is over.｣

富士丸｢おぉ！それって曲名は？｣

A｢『Nameles Story』だよ｣

富士丸｢へぇー、それにしてもMって色んな音域いけるんだね｣

A｢うん。男の低い声から女の高い声まで全部いけるよ｣

富士丸｢その声帯がどうなってるのかが知りたい…｣

A｢あはは～｣

すると…

A｢誰だ！｣

誰かの気配を感じて僕は気配のする方を睨む。

明日人｢あちゃ～バレちゃったか～｣

物陰から明日人達(お使い組)が出てくる。

富士丸｢おや、あなた方は先日僕に負けたイナズマジャパンの方じゃないですか｣

A｢こいつらがイナズマジャパンか？｣

富士丸｢そう言えば君は彼らに興味が無かったね｣

A｢悪いけど、弱い奴には興味がないからな｣

剛陣｢なんだと！｣

A｢もし、自分達が強いってんなら、富士丸と戦って勝ってから言って欲しいもんだな？｣

富士丸｢無理無理、この人達ってば弱いから｣

A｢それじゃあつまらないな｣

剛陣｢んなの！やって見なきゃ分からねぇだろ！｣

A｢へぇー？それじゃあ、先日は富士丸が世話になったらしいから今日は俺が相手してやるよ｣

そう言って僕はボールを取り出す。そしてリフティングを始める。

A｢さぁ、俺からボールを取ってみな？｣

挑発する口調で言えば真っ先に剛陣が食いつく。それに続いて他の人達も食いつく。