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第298話 満点 ページ13

ナツメ「な、なんか…自分で言ってやらないって…なんか…」

A「あはは…まぁ、ゆっくり待ってよっか」

ナツメ「そうだね」


僕はそう言ってナツメと席に座る。そして、ハルヤも僕の隣に座る。


A「あ、そう言えばテストはどうだった?」

ナツメ「え?あぁ……あれは……」


ナツメは言葉が詰まる。


ハルヤ「俺はAのおかげで100点満点の500点満点だ」

ナツメ「えぇ?!嘘?!あんなに難しい問題を?!」

ハルヤ「えぇ、Aの教え方が良かったもので」

ナツメ「お姉ちゃん…凄い…!」

A「ふふ、ありがとう」


すると…


拓也「終わったー!」

アキノリ「俺もー!」

アヤメ「私もさっき終わった!」

トウマ「僕も」

島之内「私もだ」

A「お!それじゃあ結果は?」

拓也「全問正解」

アキノリ「こっちも」

アヤメ「私の方も!」

トウマ「僕の方も」

島之内「私の方もだ」

A「おぉ〜やったぜ〜」

トウマ「と言うより…数学…後につれて問題が中学生レベルじゃなくなってるような…」

A「え?島之内、これらの課題って何年から何年の範囲?」

島之内「中学一年から高校3年までだ」←

全員「「え……?」」

拓也「こ、高校生レベルの……問題を……」

A「まじかー……僕の前の中学校はそのレベルは中一だったよ。と言うより前の中学校は実力主義だったからな〜」

ナツメ「な、なんか…凄いね…」

アキノリ「A…頭良すぎ…」

A「まぁ、元々早めに自立したくて頑張ってたんだよね」


そう…あんな奴らなんかに頼らなくても生きて行けるように…。


A「だからなんだって一人でこなす。他の人に頼って生きるのが嫌だからね」


ーー嗚呼…光が消えた……。


拓也「っ!ま、まぁ!それより、俺達、そろそろ帰るわ!またな!姉ちゃん!」

A「?あ、うん。またね」


僕はそう言って帰る皆に手を振る。



Aside fin

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スイジュ(プロフ) - かぐやさん» 知ってますよー (2019年7月13日 22時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - 転スラ、しってたんですね。 (2019年7月13日 22時) (レス) id: f1942f813b (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» ……? (2019年5月10日 21時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - ありがとう。『一旦終了』でいいんですよね?『いっっったん』でいいんですよね!? (2019年5月10日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 紫苑のねこ化……出来たらやってみます…… (2019年5月10日 19時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スイジュ | 作成日時:2019年2月19日 22時

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