第88話 貴女の正体を教える時 ページ42
趙金雲「最後の人はティッシュを1枚取ってください。ティッシュを無くなったら練習終了です」
風丸「つまり瞬発力を鍛えるってことか?」
趙金雲「捉え方は自由なんで並んでくださーい」
僕達はフィールドで四角形を数個作る。
瑞希「アンカーは僕が〜」
円堂「無理すんなよ!星空!」
瑞希「大丈夫ですよー」
趙金雲「それではよーい」
ピィー!
ホイッスルの合図と一緒にみんなは一斉に走り出す。15mだから直ぐに次の人へとバトンが繋ぐ。そして、やっと僕の方にバトンがくる。
瑞希「行くか!」
僕はそう言って走る。そして、走りながらティッシュを取ってバトンを円堂さんに渡す。それの繰り返し。
数時間後
瑞希「これで最後♪」
僕は最後のティッシュを取る。すると、皆は糸の切れた人形みたいに倒れる。
瑞希「おーい、皆生きてるー?」
明日人「もう…だめ…」
瑞希「情けないわね〜。僕なんてこの前までマネージャーだったのにその人にすらスタミナで負けてるじゃーん」
灰崎「お前が…可笑しいだけだろ…」
瑞希「もう…この後どうせ暇だし個人練習してくるわ〜」
円堂「おう!」
僕はボールを持って外に出る。すると、
「星空」
瑞希「?」
誰かに呼び止められた。振り返ってみるとそこには鬼道さんと西蔭さんがいた。
瑞希「どうしました?二人揃って」
しかも地味に鬼道さんに睨まれてる。
鬼道「あの時の忠告…こういう意味だったのか?」
瑞希「…あの時…?」
鬼道「忘れたとは言わせない。あの時お前は言った」
『“鬼道有人”だけは見失わないで…じゃないと…次に噛まれるのは貴方になるから』
鬼道「お前のこの言葉…確かに俺は噛まれてゲームから落ちたな」
瑞希「流石占い師」
鬼道「お前は何者なんだ?実力とライセンスがあるのにFFには出なかった。むしろ名前すら聞かなかった」
瑞希「んー…いつかは言うよ…。僕の…正体を…いつかは…教える」
鬼道「それは今はダメなのか?」
瑞希「…無理だよ…今は…こんな混乱してるイナズマジャパンじゃ…」
鬼道「何時になったら話してくれるんだ?」
瑞希「日本が…世界一位になった時…かな?」
僕は空を見ながら言う。
鬼道「それなら、なるまでだ。西蔭、頼んだぞ」
西蔭「はい、鬼道さん」
瑞希「それじゃあ、僕はこれで」
僕はそう言ってその場を立ち去る。
瑞希(世界へ羽ばたく時…貴方なら戻ってこれるわ)
僕はそう言って、室内のグラウンドで本気に慣れる練習をする。
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スイジュ(プロフ) - 月華姫さん» あ、余文字の指摘ありがとうございます!また、いつでも遊びに来てください!♪ (2018年11月16日 16時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - こんにちは!夢主の猫耳ネタ胸キュンしました!!あ、53話にて「充「瑞希を可愛いよ」」部分にて多分「を」余文字です(;’∀’)また遊びに来ます!ではまたっ♪ (2018年11月16日 9時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 遊真(三3三)☆彡.。さん» それは良かったです!ヽ(*´∀`)ノ (2018年11月14日 22時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
遊真(三3三)☆彡.。(プロフ) - 推しの一星が落ちなのが嬉しすぎます(*^▽^*) (2018年11月14日 22時) (レス) id: cb0fff930e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイジュ | 作成日時:2018年11月14日 19時