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A「そろそろかな〜。」
ーガチャー
影山「ただい…うわ！！」
A「おかえり！！！」
遠征から帰ってきた影山に思いっきり抱きついた。
影山「急に飛び付いたら危ねぇだろ。」
とか言いつつ私の背中に腕を回す。
A「カレー出来てるよ！手洗いうがいして着替えてきて。」
影山「待て、その前に…。」
ゆっくりと影山の顔が近づくと思ったら唇が触れる。
影山「待ってろよ。」
すぐに離れて私の頭をポンポンと叩く。
A「大人になったな…。」
2年間で影山はかなり大人になった。
少し寂しい気持ちもあるが大人になったのは影山だけではないはず。
影山「うまそう。」
テーブルに用意したカレーを見つめてヨダレを垂らす影山。
A「ちょっと！ほら、座って！食べよう？」
影山「おう。」
食べ終わると影山が洗い物を始めようとする。
A「疲れてるでしょ。私がやるからいいよ。」
影山「掃除、洗濯、料理もしてもらってこれ以上させられねぇ。」
A「はぁ…。私がやりたくてやったことだよ？」
影山「じゃあ俺は洗い物をやりたいからする。」
A「だったら私だって洗い物やりたいんだけど！」
睨み合うがしばらくすると馬鹿らしくて笑ってしまう。
A「高校の合宿の時もさ、」
影山「覚えてるよ。洗い物手伝うって言ったら断れた。」
A「私さっきね、影山が大人になったなって思ったし少し不安だったけど、こう言うところは変わってなくて安心した。」
影山「俺も…。Aが大人になって置いてかれるような気がしてた。けどお互い変わってなくて安心した。」
２人で笑い合う。
A「じゃあお風呂のお湯ためてきて。私洗い物するから。」
影山「お前って昔から譲らねえな。」
私の頭を撫でてからお風呂に向かう影山だった。
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作者名：るる | 作成日時：2021年10月15日 2時
