４８話 ページ48
影山は全部知っていた。
なんで？いつから？どうして私を知らないふりをしたの？？？
考えれば考えるほどわからなくなって、影山にしてしまった今までのひどい態度を反省する。
私は影山に告白されるべきではないしましては振るなんてもってのほかなのかもしれない。
『うるせぇ単細胞！！！』
自分が影山に言った言葉を思い出して恥ずかしくなる。
結局出てくる悪口は単細胞くらいしかなくて影山の嫌いなところなんて見つからないのだ。
影山「A…。」
しゃがみこんでいる私の背後に立っているのは私が顔向けできない相手。
A「なによ。単細胞に話しても通じなさそう出し何も悪いなんて思ってないから。」
憎まれ口をついつい言ってしまう。
影山「おう。」
A「先にひどいことしたのそっちでしょ！？」
影山「そうだな。」
A「影山なんて振られて当たり前なんだから。」
影山「…そうだな。悪かった。」
A「影山君…。」
いつもの呼び方なんかじゃない。小学生の時の呼び方。
あの日にもし戻れたら…。
A「好きです…。」
影山の顔なんて当たり前に見れなくてしゃがみこんでうつむいたまま。
影山「うるせぇブス…。」
あの時と同じ答え。
でも影山はあの時と違って後ろから私を抱きしめている。
A「どうせ私なんてブスでデブで…。」
影山「見た目なんてどうでもいいんだよ。俺…単細胞だからあの日エイプリルフールと勘違いしてて…Aも俺のこと好きなんて思ってなかったから。でも傷つけたことは事実だから悪かった…。」
A「コート上の王様、孤独の王様ってあだ名付けたの私なの…傷つけてごめんなさい！！！単細胞なんて言ってごめんなさい！！！」
私は泣きながら回されている影山の手を握る。
その手を握ってわかった。
これは嘘じゃない。
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ライム - きゃー！！影山と夢主ちゃん、やっとくっついたねー！安心安心 (2019年3月23日 20時) (
レス) id: e9f95d178c (このIDを非表示/違反報告)
ライム - うぅー…続きが気になりまくる。ほんとにこの小説大好きです!!更新頑張って下さい (2019年3月12日 20時) (レス) id: e9f95d178c (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2019年2月3日 22時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - カリンさん» 女の子です！ (2019年2月3日 21時) (レス) id: 327bb41c77 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ライムさん» ありがとうございます！私も影山君好きです！ (2019年2月3日 21時) (レス) id: 327bb41c77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2018年12月16日 22時
