47話 ページ47
影山SIDE
中3の最後の大会で俺はベンチに下げられた。
(バレー辞めるかな…。)
大好きだったバレーを続けられる自信なんてなくてトスを上げた先に誰もいないのは心底怖くて…。
A「影山…君だよね???」
懐かしい声。
俺の気持ちを落ち着かせてくれるその声は昔と口調が違い柔らかくなったように感じるがどこか裏がある。
何か企んでる。
声の主の顔を見ると意を決したような顔をしていた。
だから俺は嘘をつく。
お前のために。
影山「…誰?」
お前が俺に復讐を遂げることができて幸せになれるなら俺はお前からの罰を受け止める。
好きだった女のためについた嘘。
それだけじゃなくてもしかしたらやり直せるかもなんて期待してた俺はやっぱり自己中の王様なのかもしれない。
だけど…
A「この試合の前からずっと見てたから…私影山君のバレー好きだな。だから…。」
途切れ途切れでも一生懸命に話すこの言葉に嘘は感じなくてこいつのためにもバレーを続けようと思った。
影山「ありがとな。俺、セッター続けれる自信なかったけどちゃんとセッターで次は勝つから。」
嘘と本当を交えた会話。
A「ねぇ、影山君ってどこの高校行くの???」
影山「県内一の強豪校、白鳥沢。」
俺はお前に復讐されに行く。
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ライム - きゃー!!影山と夢主ちゃん、やっとくっついたねー!安心安心 (2019年3月23日 20時) (レス) id: e9f95d178c (このIDを非表示/違反報告)
ライム - うぅー…続きが気になりまくる。ほんとにこの小説大好きです!!更新頑張って下さい (2019年3月12日 20時) (レス) id: e9f95d178c (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください!更新待ってます! (2019年2月3日 22時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - カリンさん» 女の子です! (2019年2月3日 21時) (レス) id: 327bb41c77 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ライムさん» ありがとうございます!私も影山君好きです! (2019年2月3日 21時) (レス) id: 327bb41c77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るる | 作成日時:2018年12月16日 22時