こっぴどく振られた相手に再会したら告らせてみせます。

４１話 ページ41

その日私は影山のおかげでいつも通り仕事をこなすことができた。


A「影山君、今日は仕事手伝ってくれてありがとう。」


影山「お前、データまとめなくていいのか？」


影山と仁花ちゃんが自主練している体育館に行けば今日も2人でトスの練習をしていた。


A「今日は烏野のマネだったし、昨日は青城入れたから対策としてまとめたいデータが多かっただけだよ。だから今日は影山君の自主練付き合いたいけどお邪魔かな…？」


仁花「邪魔なんて！！！あ…！私今日は日向の練習付き合ってって言われてたような！！ちょっと第三体育館行ってきます！」


走ってその場を去る仁花ちゃん。


A「ボール出し私でも大丈夫？」


影山「助かる。」


しばらく会話もなく練習が続く。


影山「マネの仕事って大変なんだな。」


A「選手の方が大変だよ。今日疲れたでしょ？自主練早めに切り上げよ。ジュース奢る。」


影山「おう。」


影山のことだから早めに練習を切り上げることを拒むと思ったらすんなり受け入れてやっぱり疲れがたまっていることを察した。


体育館を片付け終えて飲み物を買って2人並んでベンチに座って飲む。


A「影山君って優しいよね。」


昔からいじめられてる私をかばってくれたこともあった。

だから昔は好きになった。

けどこんな風に優しくされるのは私がきれいになってから。


影山「昔、人を傷つけたんだ。好きだった奴。」


前に及川さんに聞いたことがある話。


まさか影山の口から聞けるとは思わなかった。


聞きたいと思う反面影山が好きだった人に対して腹が立つ。

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