隣の席の国見君 (ページ28)

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にじゅうなな。ページ28

次の日になると体調もバッチリ治っていた。

黒「お、Aちゃん。体調は？」

貴「もうバッチリですよ～。ご心配おかけしました！」

音駒高校の黒尾さんに偶然会って声をかけられる。

黒「昨日君の学校の無気力君と自主練してたんだけどさ、あの子体力あるね。」

貴「英の事ですか？英は体力温存型なんです。」

黒「ふーん。」

体育館に行くと木兎さんに絡まれてる英の姿が。

木「へいへいへーい！今日も自主練しようなー！」

スルーしてる英。

赤「すみません、迷惑かけて。」

英「いえ、大丈夫です。」

(赤葦さんなら無視しないのか…。)

合宿3日目も無事終了。

次の日の練習終わり影山君に呼び出された。

貴「影山君？どうしたの？」

影「あの、さ…。どうしても伝えたくて、」

英「Aと影山何してんの？」

影山君の言葉を遮るように英が割って入る。

影「国見…。」

国見君をギロリと睨む影山君。

やっぱり怖い…。

影「俺、Aのことが好きだ。付き合ってくれ。」

貴「え！？えっと…。」

突然のことで頭がパニックになる。

英「ごめん、影山。Aの好きなやつ俺だから。」

そう言って私を連れ去る英。

っていうかなんでバレてるの！？