隣の席の国見君 (ページ23)

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にじゅうに。ページ23

合宿1日目の練習を終えて今はマネの部屋でみんなと話している。

(仁花に私も英が好きだって伝えた方がいいかな…。)

潔「Aちゃんごめんね？うちの影山迷惑かけてない？」

貴「え？なんでですか？全然ですよ？朝だってタオルくれたし…。」

仁「影山君何プレゼントするかずーっと悩んでたんだよ！Aちゃんのこと大好きみたい！」

貴「影山君が私を？ないないwww友達だよ！」

潔「影山頑張れ…。」

仁「影山君辛い…。」

ーピコンー

急にケータイが鳴るので見ると英からだった。

英『今何してる？』

貴『マネのみんなと話してる！』

英『ちょっとロビー来れない？』

貴『行けるよー！』

英が呼んでくれるからロビーへ向かう。

貴「英！どーしたの？」

英「疲れた…。」

確かに合宿初日でいつも以上にハードな練習で選手はみんな疲れきっていた。

貴「お疲れ様。大丈夫？」

英「大丈夫。Aは疲れてない？」

貴「うん。ご飯食べてお風呂はいったらなんか元気になった。」

英「何それ。」

くすりと笑う英の顔はすごく綺麗でドキッとする。

英「そろそろ戻ろうか。」

色々話し込んでたら就寝時間間際になっていた。

貴「うん…。」

英「部屋の前まで送ってく。」

そういって私の頭をポンポンする。

英「じゃあ、おやすみ。」

貴「おやすみ。また明日。」

おやすみなんて直接言うの初めてでドキドキしてしまう。

ーチュッー

軽いキスをして英は自分の部屋に戻る。

何で英は私とキスしたいんだろう…。

(受け入れてる私って軽い女とか思われてる！？)