モブ海兵は逃げ出したい (ページ6)

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A「私を助けてくれた海兵さんは凄く優しい人で私が能力者だと言う事実を隠し、私を保護してくれました。ですが私はプラチナ家…海賊王、ゴール·D·ロジャーの親戚だったので…。政府の監視下に今まで置かれていたんです。」

ルフィ「海賊王の…親戚…？」

A「ゴール·D·ロジャーはラフテルで見たものをお父様に伝えて自首しました。そしてその後すぐにプラチナ家は滅ぼされたんです。私は…ロジャーが何をお父様に伝えたのかを知りたい。私もラフテルに行きたいんです！！！」

ルフィ「あぁ、行こう！ワンピースを必ず見つける！！！」

A「はい！！！」

一通り話終えてお腹も空いたということでご飯を食べたがサンジさんの作った料理は本当にどれも美味しかった。

サンジ「俺のディナーはお気に召してくれましたか？レディー。」

食べ終えて甲板で星を見ていたらサンジさんが話しかけにきた。

A「はい！凄く美味しかったです！！！毎日の食事が楽しみになりました！」

サンジ「そりゃ良かった。…Aちゃんに聞きたいことがあるんだけどいいかい？」

A「え？あ！！待ってください！後でも大丈夫ですか？」

サンジ「…あぁ。俺はもう休むよ。おやすみ、Aちゃん」

A「おやすみなさい、サンジさん！」

サンジさんの話を遮ったのはローさんが居たから。

どうしても聞きたいことがあったのだ。

A「ローさん…あなたもコラさんに救って貰ったんですか？」

ロー「まさか…お前を助けた海兵って…。」

A「はい、ロシナンテさん。コラさんって呼べって言われてたのでコラさんって呼んでました。コラさんはどこかへ行ってたまに帰ってきて私にお土産をいっぱいくれました。海の話も…あなたの話も。」

ロー「コラさんが…。」

A「いつか逃げ出して海を旅しよう。ローと３人で…。いつもそう言ってくれたんです。お前の兄ちゃんみたいなもんだ、仲良くなれるって…。なのに…。急に休むと言って戻ってこなくなって…。連絡があったと思ったら…亡くなったなんて…どうして！！！」

ロー「コラさんは俺を助けるために死んだ…。俺を恨んでくれて構わない。」

A「恨みませんよ。だってコラさんはあなたが大好きだったから…。お願いします、教えてください。コラさんに何があったのか…。」

ローさんは静かに話し始めた…。