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A「わぁ!裏道さんのお部屋綺麗に片付いてるんですね!」
裏道「そういう取り繕ったの良いから。お前、何考えてんの?」
無理矢理裏道さんの部屋に押し掛けた私は真顔で問い詰められていた。
A「取り繕ってるつもりはないんですけどね…。私、うらみちお兄さんの事…去年見たことがあるんです。」
裏道「…去年?」
A「局の連続ドラマの撮影があった時に…うらみちお兄さん、情緒不安定で感情の起伏激しかったけど子供達の為に凄く頑張ってて…。私が携帯忘れたときも面倒臭そうにしてたけど付き合ってくれて…。優しくないって言われるって言ってましたけど裏道さんは優しいです。」
裏道「何言ってんの。俺はそんな大した人間じゃ…。」
私は裏道さんを抱き締めた。
A「よしよし、裏道さんは頑張りやさんですね。」
裏道「…バカじゃねぇの、お前。」
A「もう…名前で呼んでくださいよ。」
裏道「A…。」
A「フフッ、ご飯にしましょうか。裏道さん机綺麗にしといてください。」
裏道「ホントに家に住む気なの?」
A「付き合ってるんだから当然です!一分一秒でも付き合いたては長くいたいものでしょ?」
裏道「お互い恋愛感情がなくても?」
A「お互いって、私は裏道さんの事苦手だけど好きですよ?」
裏道「意味分かんない。」
A「出来るだけの時間一緒にいてお互いの事知りましょう?好きになるか嫌いになるか…ゆっくり判断してください。裏道さん。」
裏道「A…って変わってるって言われない?」
A「どうでしょう?」
裏道さんの質問に笑顔で返した。
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作者名:るる | 作成日時:2022年5月2日 21時