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ー表田裏道視点ー
愛「あ！うらみちお兄さん！！！」
収録後に楽屋に行って着替えようとすると先日兎原に連れてかれたガールズバーで会った女の子が手を振ってこっちにかけてくる。
裏道「えっと…確か…。」
愛「売無愛です！もう！忘れるなんてひどいんだからぁ！」
裏道「どうしてここに？」
愛「あ、私実はアイドルやってて今日は子供向け番組のちょっとしたコーナーのお仕事が入って！」
裏道「そうなんだ…頑張って。」
愛「うらみちお兄さんはもう終わりですか？私、教育番組って初めてで…アドバイス貰えると嬉しいんですけど…。」
ーガバッ！！！ー
裏道「！？！？！？」
俺の腕を誰かが強く掴んだ。
A「アドバイスって程じゃないけど役になりきることが大切だと思いますよ〜？」
裏道「A？収録は？」
A「終わったから一緒に帰ろうと思って楽屋で待ってたんですけど中々来ないから…。」
愛「大女優のAさんに教えて貰えるのは嬉しいんですけどAさん教育番組出てないじゃないですか？うらみちお兄さんに聞きたいな〜なんて！」
A「…アドバイスを求めてるようじゃ大きくならないんじゃないですか？」
愛「なに言ってるんですか〜、完璧を求めてアドバイスをして貰うことは良いことだと思いますよ〜？」
何故だろう、二人の間に火花が散っているように見える。
A「裏道さん、帰りましょう！今日はシソ餃子作ってくれるんでしょ？」
裏道「え、あ…うん。」
愛「うらみちお兄さん！子供達の為なんです！！！」
裏道「えっと…。」
兎原「あれ？愛ちゃんじゃん！何してんの？こんなところで！」
A「！！！兎原さんも教育番組に出てるんだし売無さんと仲良いんだから兎原さんに聞けばいいじゃない！ね！裏道さん！帰りますよ！！！」
俺の腕を無理矢理引っ張り走り出すA。
兎原「え！？何！？どういうこと！？」
兎原は状況を理解していないが正直俺も理解しきれなかった。
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作者名：るる | 作成日時：2022年5月2日 21時
