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ー表田裏道視点ー
裏道「バラエティー…ですか？」
出木田「そう！オファーが来ててね！局長的には仲良くやってる局だから是非出て欲しいって言ってるんだけどね？番組の視聴率にも繋がるし！ギャラも凄いよ！後その後の視聴率に寄ってはギャラもどんどん上げてくって！」
裏道「はぁ…。」
収録後出木田さんから他局のバラエティー番組に出て欲しいと言われて受けるしかなくなった。
A「へぇ、裏道さんあの番組出るんですね。結構無茶振り多いし根掘り葉掘り聞いてこられるんですよね。心配です。」
家に帰りAにその事を話すと心配された。
裏道「まぁいつも出木田さんの無茶振りにも耐えてるし。」
A「裏道さん！ディレクターの無茶振りと司会者の無茶振りは別物ですよ！！カメラ回ってる時に無茶振りしやがってあの野郎…。」
Aのブラックな一面を見てしまい言葉が出なくなる。
A「あ、失礼しました！まぁ初バラエティーだしそこまで無茶振りしてこないのを祈るしかないですね！」
裏道「そう…だな。」
A「でも裏道さんどんどん人気出ちゃってちょっと嫌です。」
裏道「え？」
A「裏道さんやっぱりカッコいいし爽やかだし皆が引かれるのは分かりますけどファンが増えるのは何か複雑…。」
Aは一体俺の事をどう思っているんだろう。
同情の好きをくれていると思ったら放っておけないとか心配されて…。
出会った中でも一番何を考えているかよく分からない。
裏道「それでも俺の内面も見てくれるのはAだけだろ。」
A「裏道さん！！！」
また俺に飛び付いてきて胸の中にすっぽりと埋まる。
A「ここも私の特等席ですね。」
裏道「…そうだな。」
子供にするのと同じ感じで気付けばAの頭を撫でていた。
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作者名：るる | 作成日時：2022年5月2日 21時
