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A「うっっっ!!!」
土方「A!!!」
足を撃たれたA。
土方「対間、てめぇ!!!」
対間「いいじゃないか。どうせ死ぬ気だったんだろ?俺と一緒に。」
倒れ混んだAの髪の毛を掴んでお越しあげ懐から爆弾を出す。
対間「そこまでして君達の事を守ろうとしたのに…。無駄になっちゃって、可哀相なA。」
土方「おい…。そいつに触るんじゃねぇ。」
A「十四郎さん…。辞めて…。」
土方「A、お前が傷付いて今は苦しくて胸が痛ぇ。だが、力ならてめぇにもらった。だから、お前を守り抜く為に俺は行く。」
対間「上等だ。大事な女が逃げれない状況でどうやって戦うのかな?」
俺はAを担ぎ上げた。
A「離して!降ろして!!このままじゃ十四郎さんまで!」
土方「うるせぇ、分からず屋。」
飛んでくる鉄砲玉を刀で弾き返す。
土方「っく!!!」
A「十四郎さん!!!!」
肩に玉がかする。
土方「くそ…。これじゃきりがねぇよ…。」
ーカキンッー
沖田「土方さーん、少し手間取っちまって。遅くなりやした。」
近藤「良くやったぞ!トシ!」
二人が合流して盾になってくれた。
A「兄上!総悟君!!!嫌よ。怪我しちゃう。」
沖田「Aさんも人が悪ぃよ。相談もなしに結婚なんざ決めて。」
近藤「兄として許せないな、この結婚は!トシ、お前が片をつけろ!」
土方「二人とも、感謝する。対間ー!!!」
対間「くそっ!!!」
土方「これで終わりだ!!!Aは返してもらう!!!」
対間「っぅう!!!」
倒れ混む対間。
A「私のせいで…何人怪我したの…。私のせいで…。」
土方「バカか。Aのおかげで怪我だけですんだ。」
A「十四郎さん…さっきから名前を呼んでくれてることに気付いてる?」
土方「昔から呼んでただろ。何回でも呼んでやるよ。A。」
俺はそっとタバコに火をつけた。
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作者名:るる | 作成日時:2021年12月28日 15時