偶然と勘違いで始まった恋 (ページ8)

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小瀧視点

偶然と勘違いが重なって出会ったAちゃん。

時は少し遡りパパジャニの収録後2人で俺の家の近くの居酒屋に来た時だ。

小瀧「せやったらその偶然の出会いに乾杯しよか。」

柄にもなくかっこつけた言葉を言ってAちゃんと乾杯してから彼女の飲むペースはめちゃくちゃ早くて案の定酔っぱらった彼女。

A「小瀧君って本当に顔整ってるよね。こんなに整ってる人間近で見るの初めてかも。」

俺の顔をじろじろ見つめてきて絡み合う視線が恥ずかしいのは俺だけ。

小瀧「みすぎや。」

A「もしかして照れてるの～？笑」

小瀧「照れてへんわ。」

このまま食ってやろうかとも一瞬考えたけどなんだかAちゃんとこうして過ごす時間は凄く楽しい。

A「誰かと飲むの久しぶりだからテンション上がっちゃって飲みすぎちゃった。」

小瀧「友達とかと飲まへんの？」

A「女子会とかだとジュースみたいなお酒ばっかだから飲んだ気にならないし彼氏と別れてだいぶ経つからな～。」

俺も彼女ができたとしたらこうして晩酌に付き合ってくれる子がいい。

ついに酔いつぶれたAちゃんを俺の家まで連れてきてベッドに寝かせた。

小瀧「…可愛い寝顔やな。」

そっと寝室の扉を閉め風呂に入って落ち着く。

もう一度寝室を覗くとすやすや寝息を立てて寝ているAちゃん。

抱きしめたい。

Aちゃんに遠慮してソファーで寝ようと思ったがここは俺の家。

Aちゃんが寝ているのはつまり俺のベッド。

俺も寝る権利がある。

起こさないようにそっとベッドに入りAちゃんを抱きしめるとジャストサイズ。

あぁ。今日はいい夢見れそうやわ。

なんて、次の日の朝Aちゃんの悲鳴で起きる事なんて考えもしないで深い眠りについた。