偶然と勘違いで始まった恋 (ページ7)

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小瀧君が連れてきてくれた映画館は平日だからか人が少なくて静かでなかなか穴場スポット。

A「いいねこの映画館。」

小瀧「1人映画するときは必ずここやね。穴場やろ？」

この人1人映画とかするんだって心の中で軽く突っ込んでおいた。

映画の内容はラブコメで面白かったし感動もした。

A「面白かったね映画。」

見終わって再び小瀧君の車に戻って感想を言い合う。

小瀧「面白かったなー。俺も演技力あれくらい出せるように頑張るわ。」

こうして普通にして一緒にいると忘れかけるが彼もアイドルだから映画とかドラマにも出てるわけで一気に遠い人に感じる。

A「頑張ってね。次の休み小瀧君が出た映画とかドラマとか全部見よう。」

小瀧「何それずるいわ俺も見たい。」

A「ずるいって何笑」

いつも笑わせる事を重視してくる小瀧君と一緒にいるのは楽しい。

小瀧「夜どうしようか。俺よく行くバーあんねんけどそこつまみも美味しいしそこでもええかな？」

A「お任せします。」

再び小瀧君に連れられて行ったバーはおしゃれすぎる雰囲気。

A「車大丈夫？」

小瀧「明日この近くで撮影やから仕事帰りにとり行くから気にせんくてええよ。」

A「そっか。」

小瀧「今日はありがとう。わけもわからず付き合ってくれて。」

A「確かにわけわからなかったけど凄く楽しかったよ。」

小瀧「俺も凄く楽しかった。俺な、小６からジャニーズ入っとってデビューが17やったから全然デートとかしたことなくて…アイドルとしてこんな事言いたくないねんけどそれなりに遊んできて報道とか出た事もあってん。」

小瀧君の苦しそうな顔を見ると後悔しているように見える。

小瀧「ただただ楽しいデートしてみたくて、Aちゃんとやったらできそうやなって思って。付き合わせちゃってごめんね。」

目の前のビールを一気に飲み干す小瀧君。

A「私でよかったらまたデートしてくれる？私今日1日一瞬夢だと思おうって思ったしお姫様になれたみたいでなんて言うか凄かった！小瀧君がよかったらまた…。」

小瀧「デートしよな。Aちゃん。」

小瀧君を見るとアイドルのスーパー笑顔。

イケメン過ぎる…。