偶然と勘違いで始まった恋 (ページ30)

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小瀧「Aちゃん！やっと見つけた！」

息が上がってる望君は走って私の事を探してきてくれたんだろう。

小瀧「…シゲ？」

重岡「偶然会っただけやで。勘違いするような事は残念ながら何にもないから安心しい。それ以前に俺Aちゃんに傷つけられてるし…。」

A「っう。ごめんなさい本当に…。」

重岡「そう何回も謝んなや！な？さっきも言ったやろ？」

A「…重岡さん！ありがとうございます！」

満面の笑みを浮かべて私に手を振って去っていく重岡さん。

A「望君、あのね…。」

小瀧「さっきはごめん。俺が無神経やった。」

A「望君は悪くないよ。悪いのは私…。自分にどうしても自信が持てなくて美羽と一緒にいる望君見て嫉妬して…。でもね望君、私重岡さんに話聞いてもらって思ったの。望君、私の事好き？」

小瀧「！！！なんや急に！！！恥ずかしいやろ！？」

A「ごめん…。」

小瀧「そんな顔すんなや…。好きやで。大好きや。」

A「…。私も、私も望君が好き。だから傍にいたい。お互いが傍にいる事に好きって事意外理由って必要？覚悟なんて必要？って考えたの…。私、覚悟なんてないって言ってたけど、そんなのいらないと思うの。好きならなんでも乗り越えられると思うから。それくらい好きって今思ってるから。」

小瀧「Aちゃん！！！」

望君は私を抱きしめた。

小瀧「好きや。ほんまに好き。俺の彼女になって！！！」

A「…はい。望君の彼女にしてください。」

これから先どんな事が待ち受けているかわからないけど何となく望君となら大丈夫だと思った。

望君は私を持ち上げて目がまわりそうな程に回してくる。

A「ちょっと！」

―ちゅっ―

小瀧「嬉しすぎて我慢出来へんかった。俺この後仕事もないから家来ない？」

A「…うん。」

これから先どんな道も望君と2人で乗り越えていこう。

そう思った。

―終わり―