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望君の家に着くと何品か料理を作ってくれていた。
小瀧「ごめんな今日は真剣に話したいからお酒は抜きや。」
お茶だけ出されてとりあえず喉が渇いてたので一口飲む。
A「ここに来る途中の電車で望君からの連絡見た。ごめんなさい。望君の言った通り勘違いしててもう望君に私はいらないなって思っちゃって…。」
小瀧「Aちゃんをいらんなんて思うんありえへんよ。噂になった人は確かにデビューする前に関係になった子やった。たまたまドラマの撮影で再会してご飯だけ誘われたから行ったんやけど…。向こうはまだ俺に未練あったらしくて告白されたねんけどそれも断った。俺が今大切にしたい子はAちゃんとファンの子やねん。」
A「望君…。」
小瀧「明日には事務所が否定してくれるから。嫌な思いさせてごめん。」
A「私こそ勘違いしちゃってごめんなさい。私も望君と一緒にいると楽しいし大切だって思ってるからそういってもらえてうれしい。」
小瀧「じゃあ誤解は解けたって事で乾杯する?」
A「それじゃあ遠慮なく。」
望君が作ってくれた絶品料理を食べながら飲むお酒は美味しいし何より望君と話していると楽しい。
いつもよくわからないボケをしてくれて笑わせてくれる。
小瀧「よかった。Aちゃん俺と一緒におって笑ってくれて。」
A「私も望君に彼女が出来たら寂しいなって思ってたからよかった。」
小瀧「Aちゃん…。好き。」
A「…え?」
小瀧「あ…。やばい言うてもうた!もうちょっと親密になってからって思ってたねんけど!!!」
目の前でかなり焦っている望君。
ついつい笑ってしまいそうになる。
A「えっと…。」
小瀧「今返事はいらんよ。また俺に覚悟が出来たらちゃんと告白するから。」
A「うん…。」
頭がいっぱいいっぱいで望君の言葉に甘えた。
重岡さんにも告白されたし人生最大のモテ期なのだろうか…。
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Mikirange(プロフ) - お話、すごく面白かったです!また更新楽しみにしてます(^^) (2020年2月23日 17時) (レス) id: eda74efe16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るる | 作成日時:2020年1月25日 21時