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家に着いて一息つく。
―♪♪♪―
A「もしもし?」
小瀧「Aちゃん?もうシゲとは別れたん?」
A「うん。今家着いたところだよ。」
小瀧「行くわ。」
それだけ告げられて電話を切られる。
A「…ん?」
聞き間違いだったのか電波が悪かったのか分からないけれどかけなおしてくれるだろうと思っていたら10分後くらいに家のチャイムが鳴った。
インターホンに写るのは望君の姿。
―ガチャ―
A「望君!?どうしたの急に…。」
小瀧「行く言うたやろ。なんで今日シゲとおったの?」
A「とりあえず、中入って狭くて申し訳ないけど。」
誰かに見られたらまずいと思い私の狭い1Kの部屋に望君を通す。
A「はい。」
望君の前にお茶を置いて向かい側に座る。
小瀧「おおきに。」
A「で、なんで重岡さんと一緒にいたかだっけ?」
小瀧「…うん。」
A「朝重岡さんから遊ぼうって連絡あって、用事もなかったし望君と流星君驚かしたいって重岡さんが言ったから。ごめんね?びっくりしたよね。」
小瀧「ちゃうねん。確かにびっくりしたけどAちゃんの顔見れて嬉しかったし…。だけどシゲと一緒におるの見て俺…。ダサいな俺。ほんまにダサいわ。」
私には望君の気持ちなんてわからないしどうしてそんな事を私に言うのかもわからない。
だけど何となく放っておけなくて望君の頭を優しく撫でた。
小瀧「なんか甘やかされてばっかりやな。」
A「そしたら今度またお休みあったら一緒に出掛けよう。その時はいっぱい甘えてもいいかな?」
小瀧「ええよ。そうじゃなくても俺Aちゃんに頼られたいなって思っとるし。」
A「嬉しい。」
小瀧「はあ、なんか腹減ったなあ。」
A「あ、あるものでよければ私作るよ。私もうご飯食べちゃったけど。」
小瀧「そんな気にせんくてええよ。急に来てごめんな。そろそろ帰るわ。」
―ズキッ―
帰るなんて言われて少し胸が痛んだ。
A「ご飯食べてかないの?」
小瀧「いただいてったら俺またAちゃんの事抱き枕にする可能性あるけどええの?」
A「それってどういう…?」
小瀧「冗談や。ほな、お言葉に甘えて。俺手伝える事ある?」
A「じゃあお客様はくつろいでいてください。」
小瀧「はい。」
望君は私のベッドに腰かけテレビを見ていた。
望君が大きいからかかなりベッドが小さく見えた。
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Mikirange(プロフ) - お話、すごく面白かったです!また更新楽しみにしてます(^^) (2020年2月23日 17時) (レス) id: eda74efe16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るる | 作成日時:2020年1月25日 21時