偶然と勘違いで始まった恋 (ページ14)

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ある日の朝。

仕事が休みだった私は電話の音で目が覚めた。

A「もしもし？」

重岡「あ、A？ごめんな寝てた？」

A「そろそろ起きる時間だったから大丈夫です。どうしたんですか？」

重岡「デートせえへん？」

A「…え？」

急なお誘いに戸惑う私。

重岡「急やったよな。なんか用事とかあった？」

A「えっと…特にないんですけど。」

何となくちらつくのは望君の顔。

望君、嫌がるかな。

なんて付き合ってるわけじゃないのに気にしすぎか。

重岡「それやったら13時に〇〇駅で待ち合わせな。遅れてくんなよ～。」

A「はい。」

電話を切り時間を確認してのんびり支度をすることにした。

重岡「あ！早いな！」

A「重岡さんの方が早いですよ。」

重岡「楽しみにしててん。ほな、いこか。」

A「どこ行くんですか？」

重岡「めっちゃおもろい所。」

A「？？？」

とりあえず重岡さんについていくと何かのスタジオ。

A「あの…ここ私入っていいんですか？」

重岡「俺が連れてきてるんやしええやろ。今日な、流星と望の2人でラジオ収録してんねん。収録中にAと2人で行ったらあいつらびっくりするやろうな～。」

いたずらを思いついてにやにやしてる重岡さん。

本当に私よりこの人年上なのかと疑ってしまう。

重岡「今子供やな思ったやろwww」

A「バレました？」

重岡「まあよう言われるからええけどな。お、やっとるやっとる。」

窓越しに流星君と望君が楽しそうに話しているのを見る。

重岡さんはコツコツと窓ガラスをたたいて2人に注目させる。

藤井「！？！？！？」

小瀧「何してんねん！！！」

唇に人差し指を指して静かにとジェスチャーを送っている重岡さん。

私は2人に頭だけ下げておいた。

重岡「ほな、あの2人の驚いた顔見れたしいこか。」

A「…え？」

本当に驚いた顔を見たいがだけの為にここに私を連れてきた事に驚いたのだった。

その後は楽しく？買い物したり、食事をしたり。

時間はあっという間に過ぎて行った。