学年1のモテ男に告白されると思ったら勘違いでした

42話 ページ42

思わず影山君に告白してしまってから数日が経つ。


あの日から影山君の事はめちゃくちゃ避けていて話もしていない。


影山「Aさん…。」


A「あ、ごめんね。スポドリ作らなきゃいけないから！！」


逃げてる毎日で正直自分でも嫌になる。


大好きな影山君と話したいのに話せない。


大地「A。今日部活終わったら残れるか？」


A「はい…。」


部活終わり、私は大地さん、菅原さん、旭さんの三人に囲まれている。


大地「どうしたんだよ前まであんなに仲良かったのに…。」


当然言われるのは影山君の事。


A「私…勢い余って影山君に告白しちゃったんです…。それで…。」


菅原「振られたのか…？」


A「その後逃げたので振られたかどうかわかんないです…。」


菅原「告って逃げまくってるやつか…。」


A「そういう感じです。」


大地「そういう感じじゃないだろ…影山もかわいそうだろ。」


A「でも…影山君学年で一番モテますし…私なんかが影山君とどうかなりたいなんておかしいんですよ…。」


旭「俺はそんな事ないと思うけどな…。影山いつもきつそうな顔してるけどAさんといるときは優しい顔してるし…Aさんが影山から逃げるようになってから影山凄く寂しそう出し。」


菅原「影山からの返事が怖い気持ちもわかる。でも素直に受け入れないとこの先後2年半も避け続けるの？」


A「それは…嫌です。」


明日影山君に謝ろう。


それでちゃんと告白して返事をきこう。


次の日私は朝早く来て影山君の下駄箱に一通手紙を入れた。


―放課後体育館裏に来てください


1年4組AA―

43話→←41話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す