学年1のモテ男に告白されると思ったら勘違いでした

2話 ページ2

私の席は窓側の後ろの席。


日当たりもいいしグラウンドも見えるし最高の席だと思う。


(あ、隣のクラス今体育なんだ。)


グラウンドを見るとサッカーをしている影山君。


バレー部だと聞いたが同じ中学だったサッカー部の友達にも負けず劣らずで凄くかっこいい。


(運動は何でもできるのかな。)


授業中でもありながら私は影山君をずっと見ていた。


すると影山君は視線を感じたのか私の方を見る。


(え、どうしよう…目が合っちゃった…。)


どうしていいかわからないで思わず目をそらしてしまう。


影山君と目が合ったのは初めてだし遠いから本当に私と目が合っていたのかは分からないけど綺麗すぎる瞳に吸い込まれるような気分だった。


「Aー！自販機行こう！」


A「いいよ！私も飲み物なくなっちゃった。」


昼休み友達と一緒に中庭にある自販機に向かう。


A「あー！！！間違えて牛乳買っちゃった…。」


ぐんぐんヨーグルトを買おうとしたが間違えて隣の牛乳のボタンを押してしまった。


「あちゃー。ドンマイ。私牛乳飲めないし交換できないやごめんね。」


牛乳は嫌いじゃないが好んでまでは飲まない。


A「ついてないなー…。」


影山「あの…。」


A「…え？」


教室に戻ろうととぼとぼ歩き始めると後ろから声をかけられる。


振り返るとそこにいたのは学年1モテる影山君で私に声をかけてくれたのかも分からなくなって混乱する。


影山「間違えて牛乳買ったって言ったっすよね。俺牛乳飲みたかったんでよかったら…。」


おずおずと私に渡してきたのはぐんぐんヨーグルト。


A「あ！私こっち飲みたかったんです！！いいんですか？」


影山「俺も牛乳と間違えて押しちゃったんで。」


A「ありがとうございます！！！」


本当に偶然だったけどかっこいい影山君に声をかけられて飲み物も交換しちゃって気分が上がる。


もちろん一緒にいた友達にも凄く羨ましがられた。



(また話せたらいいな。)

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