呪文 KH ページ9
今回のミーティングはSMT東京公演について
同行するメンバーが変わったり、大きなコンセプトは変わらないけど新しい流れを作ったり、
出演メンバーたちも集まって、かなり大掛かりなミーティングになった
さっきから隣でそわそわしてたドンへヒョンは、バッと立ち上がるとどこかへ行ってしまって、
行き先は俺が考えてる場所、とういうか「人」だろう
俺はじっと待ってみる
ほら、連れて来た
最近のヒョンは前よりもAヌナレーダーが凄くて
空き時間にふらっと居なくなるヌナを度々見つけては追いかけて、気付くと隣に立っている
ヌナ、前まではずっと俺らの傍に居たのに…
それに、シウォニヒョンにウニョギヒョン
トゥギヒョンは静かに見ているだけで、「自分たちで解決しろ」という目しか向けない
公演まで時間も無いのに、うちのメンバーは大丈夫なんだろうか
って、どこか遠くから見てるような俺は、
結局、相変わらず彼女しか見ていない
KH「危うく遅刻ですね」
「キュヒョナじゃないし」
KH「俺がいつ遅刻したんですか」
「こないだ寝癖つけて飛んで来たのはどこの誰かな」
KH「誰でしょうね」
「もう(笑)」
KH「チャンミンにいじめられた？」
「ううん、すっごく優しかった」
KH「俺にも優しいし」
「はいはい」
他愛ない話で、彼女は少し笑ってくれるけど、どこか力無い
KH「…ヌナ、」
「大丈夫！」
KH「…はい？」
「もう、そんなに皆して優しくしないでよ(笑)」
KH「…」
「大丈夫、何か…本当に大丈夫って思える」
KH「……ま、それならいいけど」
「うん、ありがと＾＾」
KH「…っていうか、優しくした覚えないですけど」
「はいはい、ありがと〜(笑)」
ぽんぽんって背中を叩かれる
何だよ
いつの間にかまたヌナぶってさ
あ、おい、シム
今こっち見て笑ったろ
ったく…
KH「ヌナ、そろそろワイン飲み行こう」
「うんうん！チャンミンもね」
KH「何で」
「え〜だってイケメンと飲みたいもん」
KH「俺で十分」
「はいはい、どうも〜…い、痛い！いたいから；！」
くいっと白い頬を引っ張ってやったら
ぺちぺちと腕を叩かれた
そっか、ヌナ
言うんだね、ヒョンに
"大丈夫"
そう言う彼女は、自分に呪文を唱えてるみたいだった
もしも呪文が効かなくて、
もしも大丈夫じゃなかったら
また胸ぐらい貸してやりますよ
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ルル(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます！引き続きお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (2022年3月14日 7時) (
レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 更新ありがとうございます✩やっぱり何度でも読み返したくなる作品です！今後の展開にめちゃくちゃどきどきします~（>_<） (2022年3月14日 3時) (レス) @page48 id: 4baad1fba0 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - くまこさん» お返事遅くなってすみません！また読んでいただけて嬉しいです、、、！更新激遅ですが、たまに覗いて頂けたら嬉しいです。 (2022年1月24日 2時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しすぎて、また最初から読み直しました。ありがとうございます (2022年1月3日 23時) (レス) id: 8ad2f05511 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - マイさん» 素敵なコメントをありがとうございます。更新ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2021年12月30日 1時) (レス) id: 12fb071e85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2017年11月20日 2時
