同じ時 同じ気持ち ページ45
DH「もう部屋戻る？コーヒー淹れようかと思ったけど」
片付けを終えて時計を見るとドンヘに聞かれた
「あ、うん…仕事…春夏のデザイン詰めないと…サンプル貰ったからまた調整付け加えた資料作ろうと思って…」
DH「あ、Aのブランドのほうの仕事？」
「うん…でもドンヘが淹れるコーヒー美味しいし…やっぱりもらってから戻ろうかな」
DH「ここでやってもいいよ？パソコン仕事なんでしょ？俺まだ寝ないし」
「本当？じゃあそうさせてもらおうかな」
一度自分の部屋に帰ってノートパソコンと資料を用意する
なんだか、隣の家に住んでるっていうよりは、
大きな家の別々の部屋にいる感覚に近いなって、そんなことを考えたら自然にくすって笑みが出た
ドンヘに貰った合鍵で戻ってくると、リビングいっぱいに落ち着くコーヒーの香り
この鍵、前に借りてそのまま持たされてるけど…いいのかな？
ドンヘは私と過ごすのが楽しいって言っていたけれど、この鍵を渡したい人は、今は本当にいないんだろうか
「ありがとう」
DH「うん…俺もここいていい？邪魔しないから」
そう言うドンヘはイヤフォンとタブレットを持っている
きっと曲か振付の確認だろうな
「うん、もちろん」
にまっと笑ったドンヘとともにコーヒーを啜って
お互いに静かに自分の時間を過ごすことにした
.
.
ふと、視線を感じて顔を上げる
「…」
DH「！」
頬杖をついてこちらを見てたドンヘ
目が合うと少しびっくりしたみたい
「どうかした？あ、もう寝るなら戻るけど…」
DH「いや、そうじゃなくて…なんかあまりにも自然にAがここに居るからさ」
「？」
DH「あ、変な意味じゃないよ？そうじゃないんだけど…なんか、別々の家に住んでるっていうより、大きな家で二人で暮らしてるみたいだなって…」
「…」
DH「あ、うそうそ//！や、なんか俺はそれが居心地よくてなんかいいなっていうか…ごめん、何か俺またストーカーみたい？気持ち悪い…；？」
「ドンヘ」
DH「うん？いや、もう言わない…ごめん」
「(笑) どうして謝るの、違うよ…私もついさっきここに戻ってくる時に同じこと考えてたから…びっくりしたの！」
DH「え…同じ…」
「うん、同じ」
DH「…ここ、居心地いい？」
恐る恐るこちらに問いかける、子どもみたいな彼を見て…
やっぱり、何でだろう(笑)
ドンヘの顔を見ると何故だか自然と笑みが出てくるの
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 666人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます！引き続きお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (2022年3月14日 7時) (
レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 更新ありがとうございます✩やっぱり何度でも読み返したくなる作品です！今後の展開にめちゃくちゃどきどきします~（>_<） (2022年3月14日 3時) (レス) @page48 id: 4baad1fba0 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - くまこさん» お返事遅くなってすみません！また読んでいただけて嬉しいです、、、！更新激遅ですが、たまに覗いて頂けたら嬉しいです。 (2022年1月24日 2時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しすぎて、また最初から読み直しました。ありがとうございます (2022年1月3日 23時) (レス) id: 8ad2f05511 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - マイさん» 素敵なコメントをありがとうございます。更新ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2021年12月30日 1時) (レス) id: 12fb071e85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルル
| 作成日時：2017年11月20日 2時
