当たり前 DH ページ44
「ドンヘ、聞いてる？」
DH「え？えっと…リョウクが何？」
「もう…今はキュヒョンの話！最近よくぼーっとするね」
DH「ごめん、その…」
夕飯を食べてる間も、
いつもAに見惚れてるから、なんて危うく言うところだった
あぶない…
「？」
DH「本番も近づいてて練習で疲れてるのかも；」
「じゃあ食べたら早く休んでね、私すぐ戻るし」
DH「え！？それはやだ」
「え？…っていうかドンヘ、頬にソースつけてるよ(笑)」
Aの指が、俺の頬に触れる
優しく、そっと
それから俺の瞳に瞳を合わせて、優しく微笑む
そんなの、
DH「あ、俺…あほだなぁ…あはは//」
「あほっていうか…子どもみたいだよ(笑)」
触れられたところから、ぶわぁって熱くなって
恥ずかしくて
どきどきする
その瞳に見つめられると、どうしていいか分からなくなる
ヒョクとのことで落ち込んでいたから、っていう理由が少しずつ薄れてきて、
Aが俺がここに住むことを許してくれている今
それは何だか、さらに何かを越えたような気がしてしまって
勝手にときめきが大きくなっていってる
「ごちそうさま、片付けちゃうね」
DH「あ、手伝う」
シンクに並ぶと、俺より低い背、小さな手、
ゆるくまとめた髪に細い首とうなじ
男ってこんなに視覚に弱いんだなって
中学生みたいにこんなことでどきどきしてる
DH「あ…」
「ほどけちゃった、まだ手濡れてないならドンヘしばって(笑)」
DH「う、うん」
ほどけた髪に触れる
最近香水を変えたらしい彼女から
優しく甘い香りがする
このまま、
このまま抱きしめて、
「結べた？」
…！
DH「うん、できた」
「ありがとう」
顔が、熱い…
「なんかやっぱドンヘ、疲れてる？」
DH「！！」
ぐいっと顔を寄せてくるA
だ、だから…
そんなに可愛い顔で近づかないでよ//！！
わざとやってる//？
あああもう…//！！
「わ！！なに；？」
DH「じ、充電……//」
「もー…ドンヘが急に抱きつくから服濡れた(笑)」
DH「…ごめん」
「もう、苦しいってば(笑)」
これが俺たちの距離だ、なんて前は平然と言えたのに
この距離を「当たり前」に作ってしまった過去の自分を殴りたいよ
頬に触れても
顔を近づけても
今みたいにぎゅっと抱きしめても
どきどきしてるのは俺だけ
こんなにも
好きなのは俺だけだよね…？
好きだよ、A
大好きなんだよ、俺
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ルル(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます！引き続きお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (2022年3月14日 7時) (
レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 更新ありがとうございます✩やっぱり何度でも読み返したくなる作品です！今後の展開にめちゃくちゃどきどきします~（>_<） (2022年3月14日 3時) (レス) @page48 id: 4baad1fba0 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - くまこさん» お返事遅くなってすみません！また読んでいただけて嬉しいです、、、！更新激遅ですが、たまに覗いて頂けたら嬉しいです。 (2022年1月24日 2時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しすぎて、また最初から読み直しました。ありがとうございます (2022年1月3日 23時) (レス) id: 8ad2f05511 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - マイさん» 素敵なコメントをありがとうございます。更新ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2021年12月30日 1時) (レス) id: 12fb071e85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2017年11月20日 2時
