気まずい沈黙 ページ13
長かったミーティングが終わった
ノートにメモをまとめ終わったところで、隣からの視線に気づく
肘をついてこちらを見るドンへ
「なぁに？」
DH「んーん…帰る？それとも…どこか送る？」
「…」
まるで彼氏みたいな台詞だ
けど、その瞳には私の行き先を心配している色が浮かんでる
「このあと…」と言いかけたところで肩をトントンと叩かれた
振り返ると、
「わ、テミン」
TM「ヌナ〜席遠いよ！」
JH「着いたらヒョンたちに盗られてるし！」
DH「盗られるっていうか元からAはうちのスタイリストだし〜」
「ごめんごめん；久しぶりにSJと仕事だったから＾＾」
KY「SMT、ボーイズグループのほうはヌナがチーフじゃん！」
「ミナオンニと一緒だけどね〜またよろしくね＾＾SJのマネ業務はSMTの東京公演までだからこれからスタイリストとしてSHINeeのほうに行くことも増えそうだし」
MH「え、本当？やったー！」
DH「え？何だよそれ〜」
ON「ヒョン、申し訳ないんですけど僕らにもヌナが必要なんです(笑)」
「あはは＾＾」
しばらく可愛い子犬たちとのおしゃべりをして、次の仕事へ行く彼らを見送った
最後にテミンが一人だけちょこちょこと戻って来て、いつもの…
「はい、離れてる間の分＾＾デート、楽しみにしてるね」ってにっこり天使スマイルを残して行った
可愛いなぁ…うん、可愛い…
DH「デートって何」
「ん？ん〜＾＾」
DH「ヤー(笑)！A！」
EH「A」
ぱっと、私とドンへのやりとりを遮るように通った声
一瞬自分の動きが止まった気がしたけど、なんとか振り返る
うん…大丈夫…
「うん…えっと、どこ…行く？」
EH「え？ああ…」
「…」
DH「A、俺先に帰るね！また連絡して！ヒョク、お疲れ」
EH「あ、おう…」
ぽんっと私の肩を叩くと、ドンへは席を立って行ってしまった
残るのは、視線の合わない私たち二人
「…」
EH「…」
そして気まずい沈黙
先ほどの苦笑いといい、この雰囲気といい、やっぱり確信する
彼は既に、私が何を話そうとしてるのか分かってるんだなぁ…
「…」
EH「あー…どっか、店？えっと…」
「…あー、家は？」
EH「…え」
「…私の家、来る？」
やっと目が合って、それから視線を泳がせた彼がまたこちらを見て
静かに頷いた
.
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 666人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルル(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます！引き続きお楽しみ頂けるよう頑張ります！ (2022年3月14日 7時) (
レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 更新ありがとうございます✩やっぱり何度でも読み返したくなる作品です！今後の展開にめちゃくちゃどきどきします~（>_<） (2022年3月14日 3時) (レス) @page48 id: 4baad1fba0 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - くまこさん» お返事遅くなってすみません！また読んでいただけて嬉しいです、、、！更新激遅ですが、たまに覗いて頂けたら嬉しいです。 (2022年1月24日 2時) (レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しすぎて、また最初から読み直しました。ありがとうございます (2022年1月3日 23時) (レス) id: 8ad2f05511 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - マイさん» 素敵なコメントをありがとうございます。更新ゆっくりではありますが、頑張ります！ (2021年12月30日 1時) (レス) id: 12fb071e85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルル
| 作成日時：2017年11月20日 2時
